「セイルチェアを使った人の口コミは?」
「どんな人に向いているの?」
「買う前に比較したほうがいい椅子はどれ?」
セイルチェアは高級チェアで有名なハーマンミラー社が手掛けるオフィスチェアです。スタイリッシュなデザインが特徴的な一脚といえるでしょう。
しかし、一般的なオフィスチェアとは見た目も形も異なるので、座り心地や機能など、気になっている人も多いのではないでしょうか?
本記事では50脚以上の高機能チェアを試した僕が、セイルチェアについて以下の内容を解説します!
- セイルチェアの概要
- 実際に使ってみてよかった5つの特徴と気になった3つの特徴
- セイルチェアが向いている人の特徴
- セイルチェアとともにおすすめしたい椅子2選
ぜひ、本記事を参考にセイルチェアの特徴をチェックして、購入時の検討材料にしてください◎
レビューの前にセイルチェアの概要をサクッと紹介
セイルチェアは高級オフィスチェアとして有名なアーロンチェアを手がけるハーマンミラー社の椅子です。「最小限の素材で最高のものを生み出す」をテーマに造られました。
セイルチェアの一番の特徴はスタイリッシュなデザインと言えるでしょう。家にあるだけで、インテリアにもなるような一脚です。
カラーバリエーションも豊富なので、部屋のイメージに合う色を探しましょう◎
また、機能面においてもさまざまな工夫が凝らされており、高級オフィスチェアブランドらしい一脚です。
ハーマンミラー社のなかでも、手頃な価格帯で売り出されているので、ぜひチェックしてみてください。
セイルチェアを使ってみて良かったと感じる6つのレビュー
セイルチェアを実際に使ってみて良かったと感じる点を6つにまとめて紹介します。
- 独特で美しいデザイン性
- 前のめりの体勢をサポートする前傾機能
- アームレストがリクライニングしてもついてくる
- 質が高く前傾姿勢のときに膝裏を圧迫しない形の座面
- 他社にはない12年の長期保証
- 座ったままでも上半身を動かしやすい
順番に見ていきましょう。
なお、今回のレビューは関連動画「【セイルチェアvsシルフィーvsアーロンチェア】前傾チルト付き!人気オフィスチェアBEST3」でも解説しているので、記事とあわせて参考にしてください。
1.独特で美しいデザイン性
セイルチェアを実際に使ってみて良かったと感じる点の1つとして、他のオフィスチェアにないデザイン性があげられます。
斬新かつミニマルなデザインを実現した一脚で、美しく見せるために挑戦的な色も含め、多くのカラーが選択可能です。
一般的なオフィスチェアはテーブルチェアなどと比べてサイズが大きいため、部屋にあるだけで存在感を示します。なかでもセイルチェアは独特なデザインとカラーで、部屋のインテリアのひとつとして目を引くでしょう。
人気の椅子なので、色によっては納品までに時間がかかる点には注意してください◎
2.前のめりの体勢をサポートする前傾機能
多くのチェアは、体を後ろ側にあずけた状態で正しい姿勢をキープするのが前提の設計です。そのため前のめりになると背中と背もたれが離れてしまい、十分なサポートが受けられません。
一方でセイルチェアは、前傾姿勢での作業を快適にサポートする前傾チルト機能を備えています。
書き仕事や机に向かって勉強するようなシーンでも、姿勢をサポートしてくれます◎
座面も前後に調整可能なので、体格にあわせて座面位置を調整しやすいのもうれしいポイント。
実際に座ってみると、前傾姿勢でも背もたれのサポートをしっかり受けられる感触があります。長時間の作業でも集中力が途切れにくい効果が期待できそうです。
3.アームレストがリクライニングしてもついてくるフィット感
アームレストがリクライニング時にあわせてついてくるのも、セイルチェアをおすすめしたいポイントのひとつです。
後ろにリクライニングしたり、前傾したりしたときにも違和感なく腕を置けます◎
一方で、コストを抑えたチェアだと水平の状態からアームレストが動かないモデルが多いです。通常のポジション以外では腕を預けにくいと感じるでしょう。
体重の約6%の重さがある腕をアームレストに置けないなら、肩への負担は避けられません。
このように、良いチェアは細かいポイントへの配慮が違ってきます。
ただし、通常モデルのアームレストは、高さ調整しかできない点に注意が必要です。前後・左右にも調整できるアームレストを希望するのであれば、オプションで「アジャスタブルアーム」を選択してください。
アームレストの位置を変えて使う頻度が多いか、オプションが本当に必要か、事前にイメージを固めておきましょう。
4.質が高く前傾姿勢のときに膝裏を圧迫しない形の座面
セイルチェアは前傾姿勢で作業をするときに、膝裏を圧迫しないように座面の形が整えられています。
前傾姿勢で作業をするときに、座面の膝側が分厚くなっていると膝裏を圧迫します。
圧迫されると、血流が悪くなり老廃物が溜まったりむくんだり、不調の原因になるので確認すべき重要なポイントです。
座面が圧迫しないようにクッションがカットされていますが、モールドウレタンを使っているので体圧をしっかり分散し、体を支えてくれます。座り心地に関して、心配するような問題はないでしょう。
セイルチェアは前傾姿勢での作業にあわせて座面の形を整えており、細部までこだわり抜かれた一脚です。
そのうえコンパクトな座面になっているため、自然に腰を深くかけることになり正しい姿勢をとりやすくなっていますよ◎
5.他社にはない12年の長期保証
他社にはない長期間の保証がついているのも、セイルチェアの特徴です。
12年間という圧倒的に長い期間の保証ができるのは、商品の耐久性が高いことの裏付けともいえるでしょう。セイルチェアの値段を12年間で割ると、コスパの良さがわかります。
ただし、保証の長さだけで判断するのはおすすめしません。長く使う前提の椅子なので、自分にあうかを確認するのが大前提です。
もともとの設計が12年使えるよう考えられているので、中古で購入しても長く使えるでしょう。
ただし、中古品には保証が引き継がれない点に注意してください◎
セイルチェアをはじめ、中古のオフィスチェアを検討する場合は、購入方法をまとめた解説記事「【安く買うコツ】中古オフィスチェアはやめたほうがいい?注意点やおすすめの購入先を紹介」を参考にしてみてください。
6.座ったままでも上半身を動かしやすい
セイルチェアの背もたれはコンパクトになっており、座ったままでも上半身を動かせるのが特徴です。
周りの枠のフレームもなく、下から上に向かって狭くなるデザインになっているからです。そのため、肩甲骨やうでを大きく回せます。
たとえ正しい姿勢をとっていたとしても、筋肉を動かさなければ血流が悪くなり、筋肉は凝り固まってしまいます。
セイルチェアの構造であれば、背骨をS字の状態に維持することと、ちょっとリラックスしたいタイミングでしっかり上半身をほぐすことが両立可能です◎
「正しい姿勢をとっていても肩こりが気になる」と感じる方は、ぜひセイルチェアを検討してみてください◎
セイルチェアを使ってみて気になった3つのレビュー
実際にセイルチェアを使ってみて気になった点は3つあります。
- デザインが人によっては受け入れられない可能性もある
- 後付けのランバーサポートで見た目が変わる
- 椅子の上でリラックスすることは考慮されていない
それぞれの詳細を確認していきましょう。
1.デザインが人によっては受け入れられない可能性もある
スタイリッシュで挑戦的なデザインでお洒落さを演出してくれる一方で、部屋の雰囲気と合わない、デザインが好みではない人もいるかもしれません。
簡単に買い替えができるような値段ではなく、椅子も長く使う前提で作られているので、インテリアとの調和が気になる人は一度冷静に検討しましょう。
カラーバリエーションが豊富なので、必要に応じて周囲の人に意見をもらいながら検討してみてください◎
2.後付けのランバーサポートで見た目が変わる
セイルチェアはランバーサポートが後付け仕様のため、オプションでつけると見た目の印象が変わる点に注意してください。
標準装備されていないのは、フレームレスの背もたれとYタワー™サスペンションで体を支える設計になっているからです。
ランバーサポートがなくても正しい姿勢をキープしやすくなっていますが、より腰のサポートを重視する人は見た目が受け入れられるか確認してみてください。
ランバーサポートを後づけできないのが悩ましいですね…!
3.椅子の上でリラックスすることは考慮されていない
セイルチェアは椅子に座っているときは作業をする前提で作られています。
メーカーのハーマンミラーはコンセプトとして、休むときは椅子の上ではなく別の場所でしっかり休憩することを推奨しています。
以下の3つの特徴を理解したうえで検討しましょう◎
- ヘッドレストが付けられない
- リクライニング時に角度を固定する機能がない
- フットレストがない
ハーマンミラーのコンセプトに納得できるのであれば、おすすめしたい一脚であるのは間違いありません。デメリットが気にならなければ、ぜひ公式サイトで仕様の詳細を確認してみてください。
なお、ヘッドレスト付きで前傾姿勢にも対応しているチェアであれば、オカムラのシルフィーがおすすめです。カラーやオプションの組み合わせも豊富なので、ぜひあわせて比較検討してみてください◎
レビューをふまえてセイルチェアをおすすめしたい人の特徴
紹介をしてきたレビューをふまえてセイルチェアがおすすめなのは、以下の項目に当てはまる人です。
自分に当てはまるかを確認してみてください。
- デザインにこだわりがある
- 作業中にアームレストをあまり使わない
- 前傾機能が欲しい
- シンプルな椅子が欲しい
逆に、アームレストを多用する人や腰が悪くて、強いサポートを求める人はあわない可能性があります。
長い付き合いになるので、慎重に検討を重ねてくださいね。
なお、詳細な仕様については下記のリンクから確認してください◎
セイルチェアと同様に前傾チルトに対応したチェアを2つ紹介
セイルチェアの特徴の1つである、前傾チルトに対応したおすすめの椅子を紹介します。
商品名 | 素材 | 座面 | 座面の高さ | 座面の前後調整 | ランバーサポート | ヘッドレスト | フットレスト | アームレスト | 保証期間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オカムラ シルフィー | メッシュ or ファブリック | モールドウレタン | 42〜52cm | オプション | オプション | なし | 3方向 | 構造:8年 素材:1年 可動部分:2年 | |
FlexiSpot C7 | メッシュ | モールドウレタン | 47.5〜56cm | オプション | ※高さ調整なし | 独立型・可動式なし | 4方向 | 3年 |
以下にそれぞれの特徴を解説しているので、比較検討に活用してください。
1.【安心の日本製】オカムラ シルフィー
商品名 | オカムラ Sylphy |
---|---|
素材 | メッシュ or ファブリック |
座面 | モールドウレタン |
座面の高さ | 42~52cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | オプション |
ランバーサポート | オプション |
フットレスト(オットマン) | なし |
アームレストの調整機能 | 3方向 |
保証期間 | 構造:8年 素材:1年 可動部分:2年 |
オカムラのシルフィーは日本で一番売れている高級オフィスチェアです。
セイルチェア同様に前傾チルトに対応した一脚で、前のめりの作業をする人にもおすすめです。
10色以上から選べるので、作業部屋の雰囲気にあわせて選択する色を検討するのも楽しいですよ◎
ほかにもオプションが豊富なので、自分の好みにあわせた仕様にしたい人におすすめです。
動画でレビューを見たい人は「【オカムラvsスチールケース】日本と海外の高級オフィスチェアを比較【シルフィー vs ジェスチャー】」を参考にしてください。
2.【コスパ天国】FlexiSpot C7
商品名 | FlexiSpot C7 |
---|---|
素材 | メッシュ |
座面 | モールドウレタン |
座面の高さ | 47.5~56cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | オプション |
ランバーサポート | ※高さ調節なし | 独立型・可動式
フットレスト(オットマン) | なし |
アームレストの調整機能 | 4方向 |
保証期間 | 3年 |
前傾チルト機能を持つオフィスチェアのなかでもコスパに優れているのがFlexiSpot C7です。
座面の前後調整だけでなく、アームレストも4方向に調整可能です。独立型ランバーサポートを装備しており、動かない状態にロックしたり、解除して押し具合を柔らかくしたりできます。
前傾だけでなく、後ろに128°倒した状態で作業できるのも特徴のひとつです。モニターも見ながら作業する場面にも対応できます。
ただし、細かい部分の調整や素材感が価格相応になっている点で、受け入れられるか検討が必要です。
気になる人は、レビュー動画「【半額で買えます】最安値の前傾オフィスチェア「FlexiSpot C7」|オカムラシルフィー」で確認してみてください。
ぜひ本記事を参考に、セイルチェアがベストな選択かを検討し、後悔のない椅子選びを実現してくださいね。