「オフィスコムAE-1はどんな人に向いているんだろう」
「同じ価格帯の椅子との違いはなに?」
「オフィスコムYS-1とは何が違うんだろう」
コスパ最強のオフィスチェア「オフィスコムYS-1」の上位機種として発売された「オフィスコムAE-1」が気になっている人も多いでしょう。
しかし、椅子の基本情報だけでは、購入の決め手にならずに困っている人も多いのではないでしょうか?
本記事では50脚以上の高機能チェアを試した僕が、オフィスコムAE-1について以下の内容を解説します!
- 開発会社「オフィスコム」を簡単に紹介
- YS-1と比較して優れている4つの特徴を解説
- 実際に座って感じるYS-1との違い
- 同じ予算間で比較検討したいオフィスチェア5選
ぜひ、オフィスコムAE-1の特徴を知り、購入時の判断材料にしてください◎
オフィスコムAE-1の開発会社であるオフィスコムについてサクッと紹介
オフィス家具ECサイトの最大手企業であるオフィスコムは、数多くの商品を取り扱う企業として有名です。
ECサイトだけでなく、実際の商品を見て試せるショールームが全国に12店舗あります。
有名メーカーの代理店販売だけでなく、自社ブランドの商品企画に取り組んでいるのも特徴の1つといえるでしょう◎
他社製品の販売を通じてさまざまな商品を熟知しており、競合品に負けない優れた機能性を持った商品を、競合しない値段で販売しています。
プライベートブランドの商品としては、3万円以下の低価格帯のオフィスチェアとして最も売れている、オフィスコムYS-1が有名です。
今回、オフィスコムYS-1をさらにブラッシュアップさせた商品として、オフィスコムAE-1を開発しました。次章から注目商品であるAE-1の詳細を解説していきます。
YSー1と比較!オフィスコムAE-1が優れている点を4つ紹介
オフィスコムYS-1を買うか、予算をもう少し出して、オフィスコムAE-1を買うべきか判断に迷う方も多いでしょう。
ここでは、AE-1がYS-1と比較して優れている特徴を紹介します。
- 体格問わずゆったり座れる
- 細かな調整機能で人それぞれの好みに合わせた姿勢で座れる
- 細かな調整がいらない背もたれと大きなヘッドレストで誰でもくつろげる
- スタイリッシュなデザインで人と場所を問わず使える
早速、確認していきましょう。
1.体格問わずゆったり座れる
オフィスコムAEー1は、YS-1よりもゆったり座れる仕様になっています。
座面の材質がモールドウレタンなのは共通していますが、横幅と奥行きがYS-1より広くなっているからです。
極端に体格が大きい人でなければ、足をしまいこむ必要はあるものの、あぐらもかけますよ◎
座面を前後に調整する機能は引き継がれており、体に正しい位置に座ることで安定した状態で姿勢を維持できます。
アームレストには左右スライド機能があり、内外に調整できるため、フィットさせることもゆとりを作ることも可能です◎
一脚を複数人でシェアする予定の方で、体格差がある場合でも共有しやすいでしょう。
2.細かな調整機能で人それぞれの好みに合わせた姿勢で座れる
オフィスコムAEー1にはさまざまな調整機能がついており、好みに合わせてセッティングしやすい点がうれしいポイントです。
調整機能と、調整幅については下の表を確認してください。
機能 | 調整幅 |
---|---|
ヘッドレスト | 角度調整と高さ調整(25mm)が可能 |
ランバーサポート | 上下方向に9段階の調整が可能 調整幅は60mm |
リクライニング | 4段階で固定可能 107°から128°まで7°ずつ傾けて固定できる |
アームレスト | 全方向に調整が可能 高さは50mm 左右の角度調整は16° 前後スライドは50mm 左右には15mm |
座面 | 前後に50mmの調整が可能 |
体重感知式シンクロロッキング | 体重を感知してリクライニングの硬さを自動調整 |
さまざまな調整機能に加えて調整可能な範囲が広く、細かい角度の設定もできます◎
座面の高さ調整もでき、160cm〜180cmくらいの方であれば椅子の調整機能の範囲内で使いやすいサイズ感です。
個人差はありますが、160cm以下の方は足元にクッションを置いたり、ルームシューズを履いたりして調整する必要があります。
3.細かな調整がいらない背もたれと大きなヘッドレストで誰でもくつろげる
オフィスコムAEー1の背もたれは、体重にあわせて倒れる力を心地よい硬さに自動調整してくれる仕様(体重感知式シンクロロッキング機能)です。
YS-1を含め、リクライニングの強さを手動で調整できる椅子もありますが、複数の人で使う場合は調整の手間が発生します。
オフィスコムAEー1であれば自動で調整してくれるので、座るたびに調整具合を気にするストレスから解放されるでしょう。
体重感知式シンクロロッキング機能がついている椅子自体、多くはありません◎
さらに、幅が広く大きめのヘッドレストを備えているのもくつろぎやすいポイントです。クッション性もあり、頭を揺らしたり、横を向いたりしても支えてくれる安心感があります。
細かい調整をせずに誰でも椅子の上でリラックスできるのは、複数人で使うときに大きなメリットになるでしょう。
4.スタイリッシュなデザインで人と場所を問わず使える
デザインがスタイリッシュで、カラーも上品かつ明るい色合いなので、人と場所を問わず使えるのがうれしいポイントです。
カラーラインナップは3色展開で、女性でも選びやすい色味を採用しています。
公共施設や歯医者など、場所を選ばず使えるデザインです◎
また、背もたれのフレームはくびれた形状でスタイリッシュな雰囲気があります。一方で、脚部はナイロンのような素材を採用しており、優しい雰囲気で癖が少ないのが特徴です。
多くの人が満足できるデザインといえるでしょう。
ホームページではわからないオフィスコムAE-1とYS-1の違いを紹介
オフィスコムが開発した、オフィスコムAE-1とYS-1には、ホームページではわからないような細かな違いが多くあります。
繰り返しにはなりますが、オフィスコムYS-1をブラッシュアップしたのがAE-1モデルです。AE-1が優れた点については、以下の表を確認してください。
機能 | AE-1が優れている点 |
---|---|
ヘッドレスト | もたれかかったときにクッション性がある 大きめのヘッドレストでもたれたときに自由度がある |
座面 | 奥行き4cm、幅1cm広がり大きい人でも座りやすい 座面が広くても膝裏を圧迫しない形をしている・同じ素材でもクッション性が増している 表面は同じファブリック素材でも触り心地がより良い 座面スライドも調整がしやすい |
ランバーサポート | YS-1よりもしっかり支えてくれる 座ったままの調整もしやすい 3万円台でランバーサポートが良い椅子を求める人にピッタリはまる仕様 |
リクライニング | YS-1に比べてより細かく調整できる(AE-1は7°ずつ、YS-1は10°ずつ) リクライニング固定が操作しやすい YS-1は調整ねじで細かくリクライニングの硬さを変えるのに対し、AE-1は体重にあわせて硬さを自動調整してくれる |
アームレスト | アームレストで横幅の調整もできるようになった 形が手前の部分で曲がるようになっていて持ちやすく操作しやすい |
生地 | 同じメッシュ素材でも触り心地がブラッシュアップされている |
形にも違いがあり高さが4cm増して、横幅は5cmほど狭くなっています。
背もたれのフレームが内側に入り、くびれた形になっているので座ったままランバーサポートの調整が可能です。
YS-1も価格面を考慮すると十分に優れた一脚ですが、惜しいポイントがさらに改良されたのがAE-1といえるでしょう。
YS-1を検討していて予算に余裕がある方は、ぜひAE-1も検討してみてください◎
オフィスコムAE-1をおすすめできる人の特徴
オフィスチェアを探している方で4万円以下の予算で考えている方は、ぜひオフィスコムAE-1を検討してみてください。
とくに、機能面や価格帯を考慮すると以下の方におすすめです。
- 自宅でパートナーと共にリモートワークをする会社員
- YS-1を検討しているもののもう少しいい椅子が欲しい大学生・フリーランス・新社会人
- 今使っている椅子で腰に違和感があり低価格帯からワンランク上の椅子に買い替えたい人
自宅の作業環境を整えるといっても、いきなり5~10万円の椅子には手を出しづらい方も多いでしょう。
AE-1は多機能チェアと比較するとコンパクトです。各部やリクライニングの調整がスムーズにできるので、導入しやすい一脚といえます。
2万円台のものからはグッとクオリティが上がっていて部屋に圧迫感も出ず、安っぽく見えにくいのもうれしいポイント。
これらに魅力を感じるのであれば、ぜひ購入を検討してみてください
ほかのメーカーではほとんど見ない価格帯とクオリティのバランスがとれた一脚ですよ◎
オフィスコムAE-1をおすすめできない人の特徴
オフィスコムAE-1の機能や価格を考慮したうえで、おすすめできない人もいます。
3.5万円が高いと感じる人は、YS-1が選択肢の1つになるでしょう。YS-1はヘッドレストやアームレストがないモデルも選べるので、さらに価格を下げられますよ。
また、椅子のうえでくつろげるようにフットレストが欲しい方や、機能面にこだわりがある方は、さらに上の価格帯の椅子が選択肢になるでしょう。
デスク環境にこだわりたい人は、まず価格帯別に持てる期待感を確かめるところからスタートしてください。
以下2つの動画を参考に、自分に合う予算を決めてそれに見合う椅子を比較検討しましょう◎
AE-1と同じ予算感で比較検討したいオフィスチェア5選
AE-1に対してプラスマイナス1.5万円で購入できるオフィスチェアを5つ紹介します。
商品名 | 素材 | 座面 | 座面の高さ | 座面の奥行き (ランバーサポートの凸部~座面の先端) | 座面の調整 | ランバーサポート可動 | ヘッドレスト | フットレスト | アームレスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オフィスコムYS-1 | メッシュ or ファブリック | モールドウレタン | 44〜54cm | 47cm | なし | 3方向 | |||
EastForce | メッシュ | メッシュ | 44〜51cm | 49.5cm | なし | なし | 3方向 | ||
TOKIO FST-88 | ウレタンフォーム | モールドウレタン | 40〜49cm | 44cm | なし | なし | 4方向 | ||
TOKIO EN01(Engineerモデル) | ファブリック | モールドウレタン | 42〜51cm | 54cm (50cm) | 3方向 | ||||
TOKIO CW01(Coworkモデル) | メッシュ | モールドウレタン | 43〜50cm | 52cm (42cm) | 3方向 |
迷っている方はぜひ参考にしてください。
1.【2万円台】オフィスコムYS−1
商品名 | オフィスコムYS-1 |
---|---|
素材 | メッシュorファブリック |
座面 | モールドウレタン |
座面の高さ | 44〜54cm |
座面の奥行き (ランバーサポートの凸部~座面の先端) | 47cm |
座面の調整 | |
ランバーサポート可動 | |
ヘッドレスト | |
フットレスト | なし |
アームレスト | 3方向 |
オフィスコムYSー1は2万円台で買える椅子のなかでは、コスパがいい一脚です。
追加の料金は必要ですが、ゲーミングチェアへの変更や、フレームの色の変更が可能です。また、ヘッドレストやアームレストが不要な場合はオプションから外すことで安くでき、自分好みに調整できるのがうれしいポイント◎
さまざまな調整機構がついており、体にフィットしやすい点も魅力的です◎
2万円台の予算でコスパに重きを置いている方は、候補の1つとして他の椅子と比較してみてください。
気になる人は、レビュー動画「【コスパ最強】オフィスコムYS-1…これが2万円台のオフィスチェア⁉︎【ニトリ椅子と比較レビュー】」で確認してみてください。
2.【2万円台】EastForce STYLUM2.0
商品名 | EastForece STYLUM2.0 |
---|---|
素材 | メッシュ |
座面 | メッシュ モールドウレタン |
座面の高さ | 44〜51cm |
座面の奥行き (ランバーサポートの凸部~座面の先端) | 49.5cm |
座面の前後調整 | なし |
ランバーサポート可動 | |
ヘッドレスト | |
フットレスト | なし |
アームレスト | 3D |
EastFoce STYLUM2.0は独自のランバーサポートを採用した一脚です。
ランバーサポートが手のひら2個分程の縦長なサポートです。高さ方向に広く支えてくれるので、正しい姿勢を維持しやすくなっています。
座ったままでもサポート具合を調整できる仕様になっているのも特徴的です◎
2万円台のオフィスチェアのなかでは、姿勢のサポートに優れた一脚といえるでしょう。
各部は価格相応のクオリティではあるものの、2万円台の予算でランバーサポートにこだわりたい方は、選択肢の1つとして検討してみてください。
動画でレビューを見たい人は「【EastForce】腰に全振りした格安オフィスチェアどうなの⁉️【イーストフォースvsオフィスコムYS 1】」を参考にしてください。
3.【2万円台】TOKIO FST-88
商品名 | TOKIO FST-88 |
---|---|
素材 | ウレタンフォーム |
座面 | モールドウレタン |
座面の高さ | 40〜49cm |
座面の奥行き (ランバーサポートの凸部~座面の先端) | 44cm |
座面の前後調整 | なし |
ランバーサポート可動 | |
ヘッドレスト | |
フットレスト | なし |
アームレスト | (オプション) |
TOKIO FSTー88は座面と背面のクッションが特徴的な一脚です。
さまざまな機能にこだわるよりは、クッションに特化した椅子を探している方におすすめの一脚です。
他社ではもっと上の価格帯の椅子に使われているのと同等のクッションを採り入れつつ、必要最低限の機能で、安めの価格帯に仕上げています。
座ったときの体圧のかかり具合についてデータを取り、最適な体圧分散のクッションを開発しています。1箇所に体重がかかるのを防げるので、長時間座っていても疲れにくいでしょう。
座っているときにお尻の骨の部分が痛くなったり、長時間座っていると体が痛くなったりする方におすすめです。
コストはかけたくないけれど、クッションにはこだわりたいという方は、検討してみてください。
約5万円のTOKIO CW01(Coworkモデル)に使われているのと同様のクッションですよ◎
詳細は「【スマホ中毒者にコレ】自宅の勉強机に入るオフィスチェア。TOKIO体圧分散シリーズ|FST vs無印」を確認してみてください。
4.【3〜5万円】TOKIO EN01(Engineerモデル)
商品名 | TOKIO EN01(Engineerモデル) |
---|---|
素材 | ファブリック |
座面 | モールドウレタン |
座面の高さ | 42~51cm |
座面の奥行き (ランバーサポートの凸部~座面の先端) | 54cm (50cm) |
座面の前後調整 | なし |
ランバーサポート可動 | |
ヘッドレスト | |
フットレスト | |
アームレスト | 3D |
TOKIO EN01は椅子の上でさまざまな作業をする人に向いているオフィスチェアです。
完全に後ろまで倒せる跳ね上げ式のアームレストを採用しているので、あぐらをかいたり、足を思いっきり広げて座ったりできます。
他の椅子と比べて、多様な姿勢がとれるよう設計されています◎
また、独立型のランバーサポートを採用しているのも特徴の1つで、腰をしっかりサポートしてくれます。長時間、作業をしても疲れにくいです。
デスクに向かう以外にも楽器の演奏やゲームで使う予定がある方は、ぜひ検討してみてください。
詳しい機能性や使い心地については「【跳ね上げ式アームレスト】コスパ最強オフィスチェア「TOKIO Engineerモデル」 |ニトリOC707 vs TOKIO EN01」を確認してみてください。
5.【3〜5万円】TOKIO CW01(Coworkモデル)
商品名 | TOKIO CW01(Coworkモデル) |
---|---|
素材 | メッシュ |
座面 | モールドウレタン |
座面の高さ | 43〜50cm |
座面の奥行き (ランバーサポートの凸部~座面の先端) | 52cm (42cm) |
座面の前後調整 | |
ランバーサポート可動 | |
ヘッドレスト | |
フットレスト | |
アームレスト | 3D |
TOKIO CW01はデスクワークを中心に使う方に向いている一脚です。
ランバーサポートの高さだけでなく押し具合も調整できるのが特徴的です。座面の前後機能と組み合わせれば、多少前のめりになっても腰のサポートが残ります◎
また、座面の前方が丸くなっているので、前傾姿勢になっても膝の裏が圧迫されにくいです。
ジャケットやカバン掛けも標準でついており、部屋のスペースを有効活用したい人にもおすすめですよ。
紹介したなかでは価格が高いこともあり、ワンランク上の高級感が実感できる一脚です◎
詳細については「【社会人ランキング1位】新生活おすすめオフィスチェア 「TOKIO Coworkモデル」|オカムラシルフィー vs TOKIO CW01」を参考にしてください。
なお、簡易的なランバーサポートにはなってしまいますが、TOKIO OCV21は体重をかけた方向に座面も一緒に傾くように設計されていて、腰の負担が軽減できる優れもの◎
また、TOKIO CW01と同じ約5万円で購入できる椅子のなかでは珍しくアルミ合金が使われており、高級感のある仕上がりです◎
機能面も充実した一脚なので、スマートな外観の椅子を求めている人はぜひ検討してみてください。
ぜひ本記事を参考に、オフィスコムAE-1の特徴を理解して、自分に合った一脚を選んでくださいね◎