「オフィスチェアにランバーサポートが必須なのはなぜ?」
「ランバーサポート付きオフィスチェアの選び方は?」
「おすすめのランバーサポート付きオフィスチェアが知りたい!」
体の負担を軽減するランバーサポートは、オフィスチェアに必須の機能です。
しかし、調整方法や形などさまざまな種類があるため、どんなものを選べばいいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、月に一脚は椅子を買っている僕が以下の内容を解説します◎
- ランバーサポートの役割
- ランバーサポート付きオフィスチェアをおすすめする理由・選び方
- ランバーサポートの正しい位置
- おすすめのランバーサポート付きオフィスチェア5選
ランバーサポートの正しい使い方についても解説しますので、すでにランバーサポート付きのオフィスチェアを持っている方にも役立つ内容となっています!
「ランバーサポートが大事なのはわかっているからおすすめを早く見たい!」という方は以下のリンクからご覧ください。
快適な作業と健康に直結する椅子選びで後悔しないためにも、ぜひ本記事を参考にしてみてください◎
なお、僕のYouTubeチャンネル「Mr.Chairs」では、オフィスチェアやゲーミングチェアを比較を交えて幅広く紹介しています。
実際に座りながら機能性や座り心地を詳しく解説しているので、他の椅子のレビューも見てみたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください!
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【前提知識】ランバーサポートの役割
ランバーサポートとは、椅子に座るときの姿勢を、骨盤を立たせることによって矯正する器具です。
骨盤が倒れると、正しい姿勢が保てないため、腰痛や肩こりなどの原因になります。
骨盤を立てると坐骨に重心がのります。すると、腰回りなどの筋肉に負担をかけずに、背骨を自然なS字カーブに保てるのです。
しかし、自力で長時間正しい姿勢を保つのは困難です。
ランバーサポートを適切に使い骨盤の少し上側(正確には腰椎の1,2番目から4,5番目の間)を押すことで、理想の姿勢を無理なく保てます。
長時間デスクで作業をする人には、ぜひ使いこなしてほしいアイテムです!
ランバーサポート付きオフィスチェアをおすすめする理由3選
ここではランバーサポート付きのオフィスチェアをおすすめする理由を、3つ紹介します。
- 長時間座っても疲れにくい
- 腰痛対策・ストレートネックの予防になる
- 作業の生産性がアップする
それぞれ詳しく解説します。
1.長時間座っても疲れにくい
ランバーサポートがあると、長時間座っても疲れにくくなります。
リラックスして背もたれに体を預けることで、正しい姿勢を保てるからです。
座位姿勢で体が疲れやすくなるのは、筋肉で姿勢を支えていることが原因のひとつ。
骨盤の少し上側をランバーサポートで押しながら背もたれに体を預けることで、腰回りの筋肉に負担をかけずに正しい座り方ができます◎
正しい座り方を習慣化することで、腰の負担が最大25%減少すると言われているため、長時間座っても疲れにくくなるのです。
2.腰痛対策・ストレートネックの予防になる
ランバーサポートを使うと、腰痛対策やストレートネックの予防になります。
腰のサポートがあることで背骨をS字に保ちやすくなり、正しい姿勢になるからです。
逆に、腰のサポートがないと背骨がCの形になりやすく、腰椎に負担がかかったり、頭が前に出てしまったりします…!
「自力で正しい姿勢を保てば問題ないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、多くの人が長い時間にわたって正しい姿勢を続ける筋力が不足しているので難易度は高めです。結局のところ、腰回りの筋肉に過度な負担がかかるか、姿勢が崩れてしまうでしょう。
なお、腰のところにサポート機能がある椅子を使用すると、 腰痛リスクが37%減少することが報告されています。
普段から姿勢のよい人はサポートがなくても問題ありませんが、猫背気味の人であればランバーサポートがあることで肩や首の負担を軽減する効果が期待できます◎
3.作業の生産性がアップする
ランバーサポートがあると体にかかる負担が減るため、作業に集中できて生産性アップの効果が期待できます。
体に負担がかからないため、疲労感や痛みで集中力が途切れるのを防げるわけです。
ただし、ランバーサポートや背もたれに体を預けておかなければならない点には注意が必要です。
とくに書き物をする人やイラストを描く人など、集中すると前かがみになりやすい人は体が離れてしまいがちなので要注意。机のほうに体を倒して作業することが多いのであれば、背もたれと座面が前に傾くチェアを選びましょう。
自分の作業姿勢にあわせて、背もたれから体を離さずに使える椅子を選ぶことが重要です◎
前傾姿勢に対応しているチェアは以下の動画で紹介しているので、詳細を確認してみてください。
ランバーサポート付きオフィスチェアの選び方
ランバーサポート付きオフィスチェアを選ぶときは、以下の点に注目してください。
- ランバーサポートの調整機能が合うか
- 座面や背もたれの調整機能が合うか
- 背もたれの張地やランバーサポートの素材が合うか
それぞれ詳しく解説します。
1.ランバーサポートの調整機能が合うか
ランバーサポートの調整機能は、種類によって調整方法が違います。
位置が調節できないものもあるため、購入の際は注意が必要です……!
ランバーサポートのおもな種類は以下の5つです。
種類 | 特徴 |
---|---|
通常型 | シンプルな背もたれにランバーサポートが入っている 押し具合はほどほどで、腰部分の張り具合を強くする程度 |
独立型 | 背もたれから腰部分のみが独立していて、独自に背骨をサポートする 位置が調節できない商品もある |
押出型 | 手前に押し出す調整機能がついたランバーサポート 通常型よりもサポート力が高い |
デュオレスト型 | 背もたれが縦2つ(左右)に分離した構造になっている 脊椎を包み込むようにサポートするため、長時間のデスクワークでも腰に負担がかかりにくい |
クッション型 | クッションのような形状をしたランバーサポート |
自然に座ったときの姿勢で骨盤が倒れやすい人はしっかり押してくれるものが、反り腰になる人はサポート力が強すぎないものが良いでしょう。
2.座面や背もたれの調整機能が合うか
ランバーサポートの押し具合や高さは、座面や背もたれの調整機能との組み合わせでも、合うかどうかが変わってきます。
座面の奥行が深すぎる場合、背もたれに背中が届かずランバーサポートの押す力が弱まってしまうおそれがあります。深く腰掛けすぎると膝裏を圧迫してしまい、快適に座れません。
ランバーサポートが背もたれの高さ調整と連動する場合、ヘッドレストの高さが合わなくなる可能性があります。逆にヘッドレストを合わせようとすると、ランバーサポートが適切な位置に来ないかもしれません。
これらは平均身長から大きく外れた大柄な方や小柄な方にとって、とくに重要な注意点です……!
座面の奥行が合わないときは、座面の前後調整機能があると解決する場合があります。
ランバーサポートと一緒にチェックしましょう。
3.背もたれの張地やランバーサポートの素材が合うか
ランバーサポートのサポート力やフィット感は、背もたれの張地やランバーサポート自体の素材によって変わります。
とくに背もたれの後ろから張地を挟んで押してくれるものは、張地がメッシュのものがほとんどなので、素材感の違いが座り心地に大きく影響してくるのです。
たとえばエルゴヒューマンだと、ゴムっぽい素材感(エラストマー樹脂)とネットのような感触の2種類があります。
グロウスピカプロだと「ザ・メッシュ」といったパリッとした触感です。
COFO Chair Premiumは独立型ランバーサポートですが、ファブリックのような柔らかい触り心地で、体の受け止め方にも柔らかさが反映されています。
同じメッシュでも素材によって、座り心地の合う合わないが変わってきます!
間違えると逆効果!オフィスチェアにおけるランバーサポートの正しい位置
ランバーサポートは坐骨に重心がのっている状態で、骨盤を支える位置にあてることが大切です。
ランバー(英:lumber)とは、肋骨から骨盤の間にある5つの脊椎を指していて、ここ(正確には腰椎の1,2番目と4,5番目の間)にランバーサポートをあてると、骨盤を立てられます。
ランバーサポートのセットでよくある間違いは以下のとおりです。
- 座面にベタ付けしてセットしている
- 押し加減がゆるすぎる
- 押し加減が強すぎる
座面に置いてしまうと、お尻が前に押し出されます。すると、より背中が丸まってしまい、体に負担がかかってしまうでしょう。
正しい位置にセットしても、押し加減が適切でないと反り腰や猫背の原因になるため、注意が必要です。
それぞれの体型に合わせて、最適な高さ・位置に調節することが、デスクワークの負担を軽減するコツです◎
正しい設置の仕方についての詳細は関連記事「【衝撃】ランバーサポートの位置を間違えている人は多い!正しいセット方法を詳しく解説」を参考にしてみてくださいね。
おすすめのランバーサポート付きオフィスチェア5選
ここでは、ランバーサポート付きオフィスチェアのおすすめを5つ紹介します。
商品名 | 素材 | 座面 | 座面の高さ | 座面の前後調節 | ヘッドレスト | ランバーサポート | フットレスト (オットマン) | アームレスト の調整機能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TOKIO EN01 | ファブリック | モールドウレタン | 43~51cm | なし | 独立・可動型 | 跳ね上げ機能付き | 3方向||
TOKIO CW01 | メッシュ | モールドウレタン | 43~50cm | 押し具合調節可 | 独立型なし | 3方向 | ||
GrowSpica Elite | メッシュ | メッシュ | 44~55.5cm | せりだし具合 調節可 | 独立・可動型4方向 | |||
COFO Chair Premium | メッシュ | メッシュ | 48~56cm | 独立 | 型4方向 | |||
DUOREST NEXT1 | ファブリック | モールドウレタン | 40~51cm | 左右分離型 | なし | 昇降機能 |
それぞれ詳しく解説します。
1.TOKIO EN01(Engineerモデル)
商品名 | TOKIO EN01(Engineerモデル) |
---|---|
素材 | ファブリック |
座面 | モールドウレタン |
座面の高さ | 43~51cm |
座面の前後調整 | なし |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 独立型・可動式 |
フットレスト(オットマン) | |
アームレストの調整機能 | 跳ね上げ機能付き | 3方向
TOKIO EN01(Engineerモデル)は、アームレストを完全に後ろまで跳ね上げられるのが特徴のチェアです。
ランバーサポートはしっかり背中を押してくれる独立型◎
背もたれと分離しているため、ランバーサポートだけで高さ調整できます。そのため横に遊びがあり、体の動きに合わせてついてきてくれるのが特徴です。
ファブリックを全面に採用していますが、背面にはクッションが入っておらず、メッシュのような通気性が感じられます。
詳細は関連動画「【跳ね上げ式アームレスト】コスパ最強オフィスチェア「TOKIO Engineerモデル」 |ニトリOC707 vs TOKIO EN01」を参考にしてください◎
2.TOKIO CW01(Coworkモデル)
商品名 | TOKIO CW01 (Coworkモデル) |
---|---|
素材 | メッシュ |
座面 | モールドウレタン |
座面の高さ | 43~50cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 押し具合調節可 | 独立型
フットレスト(オットマン) | なし |
アームレストの調整機能 | 3方向 |
TOKIO CW01(Coworkモデル)は、新生活・新社会人におすすめの多機能オフィスチェアです。
ランバーサポートは、メッシュの張地の後ろから押し具合を調節できるタイプです。
台形で体の丸みに沿った形になっているので、広い範囲で押してくれる感じがあります。押し具合を控えめにすれば、反り腰の方にも対応できるため、具合によって使い分けが可能です。
ヘッドレストの高さ調節は5段階で、最大5cm高くできます。
座面の前後調整もできるため、さまざまな体型の方におすすめできる設計になっていますよ◎
詳細については、関連動画「【社会人ランキング1位】新生活おすすめオフィスチェア 「TOKIO Coworkモデル」|オカムラシルフィー vs TOKIO CW01」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
3.GrowSpica Elite
商品名 | GrowSpica Elite |
---|---|
素材 | メッシュ |
座面 | メッシュ |
座面の高さ | 44~55.5cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | せり出し具合調節 | 独立型・可動式
フットレスト(オットマン) | |
アームレストの調整機能 | 4方向 |
GrowSpica Eliteは、背面・座面ともにメッシュでできている、品質と機能のバランスが良いオフィスチェアです。
メッシュの素材感は「ザ・メッシュ」といったパリッとした触感です。リラックスよりも集中に向いているでしょう。
ランバーサポートの高さ調節は、背もたれごと高さを変えるタイプです。
大きな特徴として、ランバーサポートのせり出し具合を調節できるようになっているため、背もたれから体を離しても骨盤を押してくれるのが魅力です。
座面の前後調整ができるので、ランバーサポートのせり出し具合との組み合わせ次第で、前傾姿勢でも使いやすくなると思います◎
詳細については関連動画「【グロウスピカエリート優勝】COFO Chair Premiumのライバル。最上位オフィスチェア比較|GrowSpica Elite」でチェックしてみてくださいね!
4.COFO Chair Premium
商品名 | COFO Chair Premium |
---|---|
素材 | メッシュ |
座面 | メッシュ |
座面の高さ | 48~56cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 独立型・可動式 |
フットレスト(オットマン) | |
アームレストの調整機能 | 4方向 |
COFO Chair Premiumは、座面も背面もメッシュ素材を採用している多機能オフィスチェアです。
メッシュの素材感は、ファブリックのような柔らかい触り心地です。ヘッドレストやフットレストのメッシュの張り具合にもリラックス感を感じられます。
ランバーサポートの高さ調節は背もたれと一体になって動くタイプです。
しかし、独立型で前後の動きにクッション性があり、腰を柔らかく受け止めてくれます。
座面の前後調整によって、腰の押し具合の調整ができるのもポイントです。
詳細については、関連動画「【COFO Chair Premium】2億売れたオフィスチェア徹底レビュー【エルゴヒューマン超え?】」で見てみてくださいね!
5.DUOREST NEXT1
商品名 | DUOREST NEXT1 |
---|---|
素材 | ファブリック |
座面 | モールドウレタン |
座面の高さ | 40~51cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 左右分離型 |
フットレスト(オットマン) | なし |
アームレストの調整機能 | 昇降機能 |
DUOREST NEXT1は、背もたれが縦2つ、左右に分離した特殊な構造になっているオフィスチェアです。
脊椎を包み込むようにサポートするため、長時間のデスクワークでも腰に負担がかかりにくい設計になっています。
他のランバーサポートにない特徴としては、高さ調節だけでなく「左右の背もたれ間の幅」も調節できる点です。
体格に合わせて、背中全体をぴたっと包み込んで支えてくれるのが魅力です◎
正しい姿勢で作業にしっかり集中したい人におすすめです。一方、リラックスしたい人や、猫背気味になってしまう人には向いていません。
猫背気味になってしまう人は、骨盤をしっかり押してくれるタイプのランバーサポートが向いています。
詳細については、関連動画「【デュオレスト】腰痛対策オフィスチェア!ニトリとの違いも|DUOREST NEXT1」で見てみてくださいね!
ちなみに、予算が十分にあって腰痛予防効果に徹底的にこだわるならアーロンチェアもおすすめです。
詳しくは、関連記事「【絶対王者】アーロンチェアリマスタードの感想を正直レビュー!買って後悔しないための注意点も紹介」で解説しています。ぜひチェックしてみてください。
ぜひ本記事を参考に、ランバーサポートを上手く活用して快適にすごせるデスク環境にしてくださいね◎
なお、僕のYouTubeチャンネル「Mr.Chairs」では、オフィスチェアやゲーミングチェアを比較を交えて幅広く紹介しています。
実際に座りながら機能性や座り心地を詳しく解説しているので、他の椅子のレビューも見てみたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください!
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