「HINOMI H1 Pro V2の使い心地は?」
「最近広告でよく見るけど本当に買って大丈夫かな……」
「折り畳み式のセパレート型チェアってどんな感じ?」
折り畳めるセパレート型チェアという珍しさに、HINOMI H1 Pro V2の購入を検討している人も多いのではないでしょうか。
一方で、オフィスチェアを選ぶ際は、使い心地やフィット感はもちろん、耐久性などを吟味するのが大切です。

そこで本記事では、50脚以上の高機能チェアを試した僕が、実際に座ってみた感想をもとに、以下の内容を紹介します!
- HINOMI H1 Pro V2の概要と特徴
- HINOMI H1 Pro V2をおすすめできる人・できない人
- あわせて比較検討したいオフィスチェア4選
ぜひ最後まで読み、HINOMI H1 Pro V2購入時の判断材料にしてみてください◎
HINOMI H1 Pro V2の概要をサクッと解説
HINOMIは、シンガポールで2022年に設立された高級オフィスチェアブランドで、世界26か国で販売されています。




海外ブランドですが、日本に輸入会社があるためサポートは安心できそうです◎
同ブランドが販売しているHINOMI H1 Pro V2は「折り畳み式×跳ね上げ式アームレスト×セパレート型チェア」というこれまでにない組み合わせで作られています。
主なスペックは以下のとおりです。
商品名 | HINOMI H1 Pro V2 |
---|---|
カラー | ブラック・コーラルレッド・アイスグリーン・グレー |
背面 | メッシュ |
座面 | メッシュ |
座面の高さ | S:44~51cm M:48~57cm L:50~59cm |
座面の前後調節 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 独立型・角度調節可 |
フットレスト | PUレザー |
アームレストの調整機能 | 4方向+跳ね上げ式 |
保証期間 | 最大12年 |
メッシュの素材感は、パリッとしつつ、触ったときにファブリックのような温かみがあります。また、ヘッドレストがかなり大きく、単独で高さ調節できるのも特徴の一つです。
HINOMI H1 Pro V2はS/M/Lのサイズ展開されていますが、サイズガイドの見方に注意しましょう。海外ブランドであるため、かなり足が長めの人用の設計になっているからです。




奥行きが深めなので、165cm以下の人は膝裏圧迫の可能性があります。サイズが合うかよく吟味しましょう!



HINOMI H1 Pro V2の7つの特徴を徹底レビュー



ここでは、HINOMI H1 Pro V2に実際に座ってみて感じた特徴について、詳しく解説していきます。
- 折り畳みで収納できる
- 跳ね上げ式アームレストなのに5Dに調節できる
- リクライニングの硬さが楽に調節できる
- ランバーサポートの張り具合(角度)を調節できる
- フットレストがPUレザーでできている
- セパレート型には珍しいカラーリングが展開されている
- 最長12年間の保証がもらえる
それぞれ見ていきましょう。
1.折り畳みで収納できる
HINOMI H1 Pro V2の一番の特徴は、折り畳んで収納できる点です。



折りたたみ方は少し複雑で、アームレストを一番下・外・斜め外側に調節してから折りたたむ必要があります。背もたれが大きいため、そのままだとぶつかってしまうからです。




最初はめんどくさそうかなと思っていましたが、慣れてくると簡単でした◎
HINOMI H1 Pro V2の脚部には、折りたたみ時に椅子を固定できるように、踏みやすい滑り止めがついています。



なお、収納スペースは、デスクの下に700mmの高さ(引き出しなどを除く)があればOKです。
昇降デスクであれば必ず高さが確保できるので、この機会にデスクの入れ替えも検討中の方は、関連記事「【予算別】おすすめの昇降デスク7選!知っておくべき選ぶポイントや価格による特徴を解説」も参考にしてみてください。



2.跳ね上げ式アームレストなのに5Dに調節できる
HINOMI H1 Pro V2は、セパレート型には珍しい跳ね上げ式アームレストでありながら、上下・前後・斜め・内外にも調節できます。



HINOMI H1 Pro V2では、跳ね上げ式アームレストにも関わらず高さ調節ができます。そのため「楽器を演奏するから跳ね上げ式がよいけど、作業時はアームレストを快適につかいたい人」に最適な一脚になっています。




リクライニングしたときにアームレストがついてきてくれるのも良いですね◎
3.リクライニングの硬さが楽に調節できる
HINOMI H1 Pro V2はでは、座面下のレバーを回すことでリクライニングの硬さ調節ができます。



段階が設定されているため微調整はできませんが、数回まわすだけでよいので調節が楽です!




家族でシェアして使いたい場合にも、それぞれの好みの硬さに合わせやすいでしょう◎
4.ランバーサポートの張り具合(角度)を調節できる



HINOMI H1 Pro V2はでは、背もたれの高さ調節に加えて、ランバーサポートの張り具合(角度)も調節できます。




前傾姿勢でも腰を押してくれるというよりは、ランバーサポートの効いている位置が上下に変化する感覚です!
ランバーサポートの張り具合(角度)は、座面の後ろについているノブを回して調節します。
5.フットレストがPUレザーでできている
HINOMI H1 Pro V2のフットレストは、メッシュではなくPUレザーでできています。







足に網目がつくのがイヤな人や、肌で触れているときにメッシュだと違和感がある人におすすめといえるでしょう◎



HINOMI H1 Pro V2のフットレストは、二股状で中央に隙間がありますが、座面に引き寄せられるため、座面を拡張してあぐらをかくこともできます。
6.セパレート型には珍しいカラーリングが展開されている
モノクロが多いセパレート型のなかでも、HINOMI H1 Pro V2には珍しいカラーリングが展開されています。



カラーとフレームの組み合わせは以下の通りです。
カラーリング | フレーム |
---|---|
ブラック | ブラックフレーム |
コーラルレッド | |
アイスグリーン | グレーフレーム |
グレー |




コーラルレッドとアイスグリーンは、セパレート型チェアではとても珍しい色です!
7.最長12年間の保証がもらえる
保証期間が長いのも、HINOMI H1 Pro V2の特徴のひとつです。



保証期間については、構造体の部分で10年、構造と可動部が5年となっています。加えて、保証制度のアップグレードをおこなうと、プラス2年追加(最長保証12年)できます。




この価格帯でこの保証期間は、かなり長くて珍しいです!
保証期間のアップグレードをおこなう方法は、以下のとおりです。詳細は公式サイトを確認してみてくださいね◎
- 「#HINOMI」とつけてSNSに投稿したものを60日間残しておく
- 60日が経過したら公式サイトから保証延長を申し込む
なお、保証対象となるのは、アームレストや昇降機構の不具合などで、表面の素材(メッシュ等)や塗装などの不備については保証の対象外になるため、注意が必要です。
HINOMI H1 Pro V2のレビューを踏まえておすすめできる人の特徴



HINOMI H1 Pro V2は、以下の特徴に当てはまる人におすすめです。
- 1K・1DKに住んでいる楽器が趣味のフリーランスやリモートワーカー
- 限られたスペースで多機能チェアを使って、家で過ごせる幅を広げたい人




フルメッシュ・セパレート型でアームレストの跳ね上げができて、調整幅もこんなに自由度の高いものは、僕が知るかぎり他にありません!
折り畳みができるHINOMI H1 Pro V2は「なんでもできるセパレート型が一脚ほしいけど、部屋のスペースを考えると圧迫感がある」と思っている人に、ぜひ検討いただきたい一脚です!



HINOMI H1 Pro V2のレビューを踏まえておすすめできない人の特徴



HINOMI H1 Pro V2は唯一無二の多機能チェアですが、以下の特徴に当てはまる人には向いていません。
- そもそもスペースに困っていない人
- 高級感のある一脚が欲しいデスクワーカー
- デスク下の収納スペースの高さが700mmない人
- 身長が165cm以下の人
折り畳み式に強い必要性を感じなければ、ランバーサポートの機能性が高いものなど身体への負担がさらに少ないものを選ぶほうが良いでしょう。




7万円のお金があれば、ボディがアルミ素材の一脚を選べます◎
なお、HINOMI H1 Pro V2は海外向けのサイズ展開になっているため、座面の奥行きをみると身長が165cm以下の人は膝裏を圧迫するおそれがある点も注意が必要です。
HINOMI H1 Pro V2とあわせて比較検討したいオフィスチェア4選



ここでは、HINOMI H1 Pro V2とあわせて比較検討してみてほしいオフィスチェアを4つ紹介します。
商品名 | 背面 | 座面 | 座面の高さ | 座面の前後調節 | ヘッドレスト | ランバーサポート | フットレスト | アームレストの調整機能 | 保証期間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
COFO Chair Premium | メッシュ | メッシュ | 48~56cm | 独立型・可動式 | 4方向 | 3年 | |||
GrowSpica Elite | メッシュ | メッシュ | 44~55.5cm | 独立型・前に押し出せる | 4方向 | 1年 | |||
EastForce MONSTER LUMBIRT | メッシュ | メッシュ | 45.5~54.5cm | なし | 独立型・3ゾーンランバーサポート | クッション | 4方向(内外は360度回転できる) | 1年(有料で2年) | |
TOKIO EN01(Engineerモデル) | ファブリック | モールドウレタン | 43~51cm | なし | 独立型・可動式 | 3方向+跳ね上げ式 | 最大3年 |
それぞれ見ていきましょう。
1.COFO Chair Premium



商品名 | COFO Chair Premium |
---|---|
背面 | メッシュ |
座面 | メッシュ |
座面の高さ | 48〜56cm |
座面の前後調節 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 独立型・可動式 |
フットレスト | |
アームレストの調整機能 | 4方向 |
保証期間 | 3年 |
COFO Chair Premiumは、リラックス感のある多機能ハイコスパチェアです。
メッシュの触り心地はファブリックに近く、柔らかいです。また、独立型ランバーサポートには弾力があり、もたれたときにしなるため、心地よく体を受け止めてくれます。
リクライニングすると、アームレストが背もたれと一緒についてきてくれるのも特徴の一つです。




ジャケットハンガーに加えて、鞄かけもついている多機能な椅子です◎
詳細は関連動画「【COFO Chair Premium】2億売れたオフィスチェア徹底レビュー【エルゴヒューマン超え?】」を参考にしてみてくださいね。
2.GrowSpica Elite



商品名 | GrowSpica Elite |
---|---|
背面 | メッシュ |
座面 | メッシュ |
座面の高さ | 44〜55.5cm |
座面の前後調節 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 独立型・前に押し出せる |
フットレスト | |
アームレストの調整機能 | 4方向 |
保証期間 | 1年 |
GrowSpica Eliteは、レバー1本で座面やリクライニングなど各機能の調節ができる、作業の生産性に特化したハイコスパチェアです。
メッシュの触り心地はパリッとしており、通気性に優れています。
リクライニングするとアームレストが背もたれと一緒についてきてくれるため、もたれながらの作業でも姿勢が崩れません。




仕事の集中を切らさないよう、休憩時もリラックスしすぎたくない人におすすめです◎
詳細は関連動画「【グロウスピカエリート優勝】COFO Chair Premiumのライバル。最上位オフィスチェア比較|GrowSpica Elite」を参考にしてみてくださいね。
3.EastForce MONSTER LUMBIRT



商品名 | EastForce MONSTER LUMBIRT |
---|---|
背面 | メッシュ |
座面 | メッシュ |
座面の高さ | 45.5~54.5cm |
座面の前後調節 | なし |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 3ゾーンランバーサポート | 独立型
フットレスト | クッション |
アームレストの調整機能 | (内外は360度回転できる) | 4方向
保証期間 | 1年 (有料で2年) |
MONSTER LUMBIRTは、ボディや細部にアルミ素材が使用されている、その名のとおり怪物級のハイコスパ多機能チェアになっています。




ファブリックのような素材感のプレミアムメッシュは見た目も美しく、デザイン性の高い一脚です◎
内外に360度動かせるアームレストは、内側にハの字型に寄せると、読書をしたりスマホを見たりするときも肘をしっかりおけるのが魅力です。
独立型の3ゾーンランバーサポートは、中央がメッシュで左右がクッションになっています。腰全体を包み込み、左右の動きもサポートしてくれます。



詳細は関連動画「【コスパ怪物】モンスターランバート!多機能1位オフィスチェア|MONSTER LUMBIRT vs Eastforce LUMBIRT3.0」を参考にしてみてくださいね。
4.TOKIO EN01(Engineerモデル)
商品名 | TOKIO EN01(Engineerモデル) |
---|---|
背面 | ファブリック |
座面 | モールドウレタン |
座面の高さ | 43~51cm |
座面の前後調節 | なし |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 独立型・可動式 |
フットレスト | |
アームレストの調整機能 | 3方向+跳ね上げ式 |
保証期間 | 最大3年 |
TOKIO EN01(Engineerモデル)は、アームレストを完全に後ろまで跳ね上げられるのが特徴です。
座面は体圧分散を追求した、分厚いモールドクッションです。形が丸みを帯びているため、足を開いても邪魔しないつくりになっています。
TOKIO EN01(Engineerモデル)では、シンクロリクライニングを採用しているため、後ろにもたれたときに足が上がりすぎず、快適に体重を預けられます。




座面がクッションでフットレストもついている、セパレート型チェアでは珍しい一脚になっています◎
詳細は関連動画「【跳ね上げ式アームレスト】コスパ最強オフィスチェア「TOKIO Engineerモデル」 |ニトリOC707 vs TOKIO EN01」を参考にしてみてくださいね。
ぜひ本記事を参考に、HINOMI H1 Pro V2の購入を検討してみてくださいね◎


