「メッシュ素材を使った椅子にはどんなデメリットがあるの?」
「メッシュ素材の椅子が欲しいけど、買って後悔しないかな……」
「メッシュ素材を使ったおすすめの椅子を教えて!」
メッシュ素材を採用した椅子は、通気性の良さや軽やかな見た目が魅力です。
しかし実際に座った経験がなく、このまま買って後悔しないのか気になっている方は多いでしょう。
椅子選びはこの先数年間のデスクライフを左右するため、慎重に選定を進める必要があります◎
本記事では、30脚以上を持っている椅子マニアの僕が、以下の内容を解説します。
- メッシュ素材のデメリット・メリット
- 背面メッシュ・座面クッションの椅子も検討すべき理由
- 背面メッシュ・座面クッションでおすすめの椅子3選
- 全面メッシュ素材でおすすめの椅子4選
おすすめできない人・できる人についても解説しているので、ぜひ本記事を参考に自分に合った椅子を選んでみてくださいね。
なお、僕のYouTubeチャンネル「Mr.Chairs」では、ゲーミングチェアやオフィスチェアを幅広く紹介し、機能や座り心地をレビューしています。
他素材のチェアも吟味したい方は、ぜひチェックしてみてください◎
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メッシュ素材を使用している椅子のデメリット4つ
メッシュ素材を使用した椅子のデメリットは、以下のとおりです。
- 細身の人は体が安定しにくい
- 隙間にほこりやごみが溜まりやすい
- 冬場は寒い
- ひっかき傷に弱い
順番に見ていきましょう。
1.細身の人は体が安定しにくい
メッシュ素材が座面に使われている場合、体型によって安定感に違いが出ます。
細身の体型だと座面が沈み込むカーブの角度が急になり、体が安定しにくいと感じる人もいます。
座る時間が長い人にとって、安定感はとくに重要ですよね!
場合によっては、座面がおしりの骨に当たって痛みを感じる場合もあるとのことです。
メッシュのテンションによって感じ方は変わると思いますが、座面が柔らかい場合は注意しましょう。
2.隙間にほこりやごみが溜まりやすい
メッシュ素材は網目状になっているため、隙間にほこりやごみが溜まりやすいという特徴があります。
とくに座面下の機構部分は、以下の画像のような感じになります。
機構のつくりもデコボコしているので、ちょっと掃除しにくいですね
そのため、掃除が面倒な人や、ほこりが気になる人には向いていません。
3.冬場は寒い
メッシュ素材は通気性が良い分、保温性に欠けています。
とくに冬場は背中やおしりから寒さを感じやすいため、寒さに弱い人にはつらいかもしれません。
冬だけカバーやクッションを敷いて工夫する方法もありますが、椅子全体の本来のフィット感が損なわれるので、もったいないかなと思います。
「エアコンや服装で調節するから平気!」という人なら大丈夫です◎
4.ひっかき傷に弱い
メッシュ素材は構造が繊細なため、ファブリックやレザーと比較するとひっかき傷に弱い傾向があります。
服装や身につけているものによっては、隙間に引っかけてメッシュに穴があいてしまうことも。
特殊な状況でなければ起こらないトラブルですので、オフィスや自宅で使う分には問題ないでしょう◎
メッシュ素材を使用している椅子のメリット3つ
メッシュ素材を使用した椅子のメリットは以下のとおりです。
- 通気性が抜群で蒸れにくい
- 見た目が軽くて圧迫感が軽減する
- 伸縮性があって体にフィットする
順番に見ていきましょう。
1.通気性が抜群で蒸れにくい
メッシュ素材の一番の特徴は、通気性が抜群なところです。
長時間座って作業していると、椅子に密着する部分はどうしても蒸れが気になりますが、メッシュ素材の椅子はそういった悩みとは無縁です。
とくに以下のような人はおすすめでしょう。
- 汗ばみやすい人
- 蒸れの不快感が気になる人
- 服に汗じみをつくりたくない人
服の汗じみが気になる方も、普段着のまま気にせず座れるのは魅力的だと思います◎
2.見た目が軽くて圧迫感が軽減する
メッシュ素材は透けて見えるため、見た目の圧迫感が軽減されます。
とくに暗めのカラーは存在感が大きく見えやすいですが、メッシュ素材であれば光を通すため、同じ色でも部屋が明るく見えます。
幅広い部屋にあわせやすい素材です!
メッシュ素材は、インテリアにあわせてデスク周りの雰囲気を軽くしたい人におすすめです。
3.伸縮性があって体にフィットする
メッシュ素材を使った椅子は、程よくピンと張った一枚のメッシュで体を支えているためフィットする特徴があります。
材質や編み方で伸縮性を持たせているため、モールドウレタン系のクッションが持つもっちりとした感覚とは違った感じです◎
体の形に沿って曲がってくれるので、体の大きな人は包み込まれるような感覚を味わえるでしょう。
デメリットが気になるなら背面メッシュ・座面クッションの椅子がおすすめ
メッシュ素材のデメリットが気になる人には、背面メッシュ・座面クッションの構造でできた椅子がおすすめです。
この組み合わせで活かせるメリットと、カバーできるデメリットを、以下の表にまとめてみました。
活かせるメリット | カバーできるデメリット |
---|---|
通気性の良さ | 座り心地や安定感 |
見た目の軽さ | ほこりの溜まりやすさ |
体へのフィット感 | 冬の座面部分の冷え |
良いとこどりな構造です◎
背面メッシュ・座面クッションは体型に関わらず使えるモデルなので、複数人で共有して使う場合もおすすめです。
背面メッシュ・座面クッションのおすすめ椅子3選
背面メッシュ・座面クッションのおすすめ椅子を3つ紹介します。
各チェアの仕様をまとめた一覧表は、以下のとおりです。
商品 | 座面の高さ | 座面の前後調整 | ヘッドレスト | ランバーサポート | フットレスト | アームレストの 調整機能 |
---|---|---|---|---|---|---|
TOKIO EN01 | 43~51cm | なし | 独立・可動型 | (跳ね上げ可) | 3方向||
TOKIO CW01 | 43~50cm | 押し具合調節 | 独立型なし | 3方向 | ||
オカムラ Sylphy | 45.5~54cm | オプション | オプション | なし | 3方向 |
商品 | 座面の高さ | 座面の前後調整 | ヘッドレスト | ランバーサポート | フットレスト | アームレストの 調整機能 |
---|---|---|---|---|---|---|
TOKIO EN01 | 43~51cm | なし | 独立・可動型 | (跳ね上げ可) | 3方向||
TOKIO CW01 | 43~50cm | 押し具合調節 | 独立型なし | 3方向 | ||
オカムラ Sylphy | 45.5~54cm | オプション | オプション | なし | 3方向 |
それぞれ詳しく紹介します。
1.TOKIO EN01(Engineerモデル)
商品名 | TOKIO EN01(Engineerモデル) |
---|---|
座面の高さ | 43~51cm |
座面の前後調整 | なし |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 独立・可動型 |
フットレスト | |
アームレストの調整機能 | (跳ね上げ可) | 3方向
TOKIO EN01は、跳ね上げ式アームレストと独立型ランバーサポートが特徴的な、高コスパのオフィスチェアです。
背面の素材はファブリックなのですが、メッシュの蒸れにくさを踏襲した薄地の布を使用しているため、背面の通気性は抜群です。
座面は体圧分散クッションになっており、厚めにできています。
在宅ワークでもプライベートでも使いやすいイチオシのチェアです◎
詳細については「【跳ね上げ式アームレスト】コスパ最強オフィスチェア「TOKIO Engineerモデル」 |ニトリOC707 vs TOKIO EN01」で、1つ目の新商品として紹介しています。ぜひ参考にしてください。
2.TOKIO CW01(Coworkモデル)
商品名 | TOKIO CW01(Coworkモデル) |
---|---|
座面の高さ | 43~50cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 押し具合調節 | 独立型
フットレスト | なし |
アームレストの調整機能 | 3方向 |
TOKIO CW01は、新生活・新社会人にもっともおすすめなオフィスチェアです。
メッシュはパリッとしていて、通気性がかなり良いです!
座面はソファーのような素材感で、前傾になったときに脚に負担がかからないよう、手前に丸みができています。
ランバーサポートは背中の押し具合を調節できるようになっているため、背中や腰をしっかりサポートしてくれます。
詳細については「【社会人ランキング1位】新生活おすすめオフィスチェア 「TOKIO Coworkモデル」|オカムラシルフィー vs TOKIO CW01」で、2つ目の新商品として紹介しています。ぜひご参考ください。
3.オカムラ Sylphy
商品名 | オカムラ Sylphy |
---|---|
座面の高さ | 42~52cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | オプション |
ランバーサポート | オプション |
フットレスト | なし |
アームレストの調整機能 | 3方向 |
オカムラのシルフィーは、前傾姿勢をサポートしてくれる機能(前傾チルト機能)がついているため、書き物などの作業をする人におすすめです。
メッシュ素材は「織る形」のメッシュを使用しており、通気性はもちろんのこと、発色や透明感など見た目の綺麗さが魅力です。
日本の老舗メーカーと共同開発したメッシュ素材とのことです◎
カラー展開も豊富なので、インテリアや好みにあわせやすくなっています。
また、座面には「異硬度クッション」と呼ばれる特殊なクッションを使用しています。支えるべきところは硬く、圧迫しがちな手前の部分は柔らかく、とクッションの中で硬さを変えているため、体への負担が少ないのが特徴です。
実際の使用感については、関連動画「【オカムラvsスチールケース】日本と海外の高級オフィスチェアを比較【シルフィー vs ジェスチャー】」で詳しく見てみましょう。
デメリットは気にならない!座面もメッシュがいい人におすすめの椅子4選
メッシュ素材のデメリットが気にならない人向けに、座面もメッシュのおすすめ椅子を4つ紹介します。
各チェアの仕様をまとめた一覧表は、以下のとおりです。
商品 | 座面の高さ | 座面の前後調整 | ヘッドレスト | ランバーサポート | フットレスト(オットマン) | アームレストの調整機能 |
---|---|---|---|---|---|---|
LOOKIT! ダイナミクスX | 45~54cm | なし | オプション | 独立型 | 3方向 | |
COFO Chair Premium | 48~56cm | 独立・可動型 | 4方向 | |||
GrowSpica Elite | 44~55.5cm | せり出し具合調節 | 独立・可動型4方向 | |||
Ergohuman PRO 2 | 45.5~54cm | 硬さ調節 | 独立・可動型4方向 |
商品 | 座面の高さ | 座面の前後調整 | ヘッドレスト | ランバーサポート | フットレスト(オットマン) | アームレストの調整機能 |
---|---|---|---|---|---|---|
LOOKIT! ダイナミクスX | 45~54cm | なし | オプション | 独立型 | 3方向 | |
COFO Chair Premium | 48~56cm | 独立・可動型 | 4方向 | |||
GrowSpica Elite | 44~55.5cm | せり出し具合調節 | 独立・可動型4方向 | |||
Ergohuman PRO 2 | 45.5~54cm | 硬さ調節 | 独立・可動型4方向 |
それぞれ詳しく紹介します。
1.LOOKIT! ダイナミクスX
商品名 | LOOKIT! ダイナミクスX |
---|---|
座面の高さ | 45~54cm |
座面の前後調整 | なし |
ヘッドレスト | オプション |
ランバーサポート | 独立型 |
フットレスト | |
アームレストの調整機能 | 3方向 |
ダイナミクスXは、オフィス家具ECサイト国内第2位「LOOKIT!」 がつくった、プライベートブランドのオフィスチェアです。
「エラストマーメッシュ」を採用しており、しなやかな弾力性が体重を分散してくれるため、疲れにくい仕様になっています。
腰をしっかりサポートしてくれる独立型ランバーサポートで、かつフルメッシュの椅子の中ではコスパのよい一脚です◎
ダイナミクスX ブラック(フルスペック)の詳細を見てみる>>
実際の使用感については、関連動画「【ニトリOC701 VS ダイナミクスX】セパレート型オフィスチェア!コスパ対決|COFO Chair Premiumと比較」で詳しく見てみましょう。
2.COFO Chair Premium
商品名 | COFO Chair Premium |
---|---|
座面の高さ | 48~56cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 独立・可動型 |
フットレスト | |
アームレストの調整機能 | 4方向 |
COFO Chair Premiumのメッシュは、温かみがあるファブリック調になっています。
もっとも特徴的なのは、独立型のランバーサポートがもたれたときに軽くはずみ、腰に負担がかかりにくい点です。
また、アームレストが長めにつくられているので、肘から手首までしっかり腕を置いて作業できます。
COFO Chair Premiumは、クラウドファンディングで3,000人以上から支援を受けるくらい、クオリティと価格のバランスがとれた一脚です。
詳しくは関連動画「【COFO Chair Premium】2億売れたオフィスチェア徹底レビュー【エルゴヒューマン超え?】」で徹底レビューしているので、ぜひご参考ください!
3.GrowSpica Elite
商品名 | GrowSpica Elite |
---|---|
座面の高さ | 44~55.5cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | せり出し具合調節 | 独立・可動型
フットレスト | |
アームレストの調整機能 | 4方向 |
GrowSpica Eliteは、1本のレバーですべての機能を調節できる、高い機能性を備えたオフィスチェアです。
価格帯や機能性がCOFO Chair Premiumと似ていますが、メッシュはパリッとしたハリのある素材なので、より通気性に優れています。
フットレストが少し幅広なのと、座面にピタッと引き寄せたときにフラットになる点があぐらをかくのに向いています◎
関連動画「【グロウスピカエリート優勝】COFO Chair Premiumのライバル。最上位オフィスチェア比較|GrowSpica Elite」でCOFO Chair Premiumと比較レビューしているので、ぜひご参考ください!
4.Ergohuman PRO 2
商品名 | Ergohuman PRO 2 |
---|---|
座面の高さ | 45.5~54cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | 硬さ調節 | 独立・可動型
フットレスト | |
アームレストの調整機能 | 4方向 |
エルゴヒューマンプロ2は、台湾の有名メーカーがつくった高級オフィスチェアです。
元々人気の商品エルゴヒューマンプロがリニューアルしました。
メッシュの素材はエラストメリックのままですが、独自性のある模様っぽくなってよりおしゃれに。
「前傾チルトの調整が座ったままワンタッチでできる」「フットレストの面積が2倍広くなる」など、旧タイプから仕様が大きく変わっています。
旧タイプモデルとの詳しい比較は、近日公開予定の関連動画にてご紹介します!
※近日動画公開予定
ぜひ本記事を参考に、満足のいくメッシュ素材のチェア選びを実現してくださいね◎
なおMr.chairsのYouTubeチャンネルでは、いろいろなチェアのレビューや機構を詳しく解説している動画を配信しています。椅子選びで後悔したくない人は、ぜひ一度チェックしてみてください。
\ 今すぐ使用感をチェック! /