「昇降デスクって本当に買う価値はあるの?」
「買ってから後悔したくない…」
「普通のデスクでも十分な気がする…」
昇降デスクがほしいけれど、あとから「いらない」と思いたくなくて、購入する勇気が出ない人もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、昇降デスクはとても便利なアイテムであり、ポイントを押さえて選ぶことで作業環境を快適に整えてくれます。
僕は30脚以上の椅子をレビューするなかで、ベストな作業スタイルを実現するにはデスク選びも重要だと気づきました!
そこで本記事では以下の内容を詳しく解説します。
- 昇降デスクについて
- 「いらない」といわれる理由
- 昇降デスクをおすすめするワケ
- ぴったりな商品の選び方
なぜいらないと言われるのか気になる方や、選び方に不安を感じている方に必見の内容です。
ぜひ本記事を参考に、自分の生活スタイルに最適なデスクを買って作業環境を整えましょう。
なお、僕が厳選したおすすめ昇降デスクについては、関連記事「【予算別】おすすめの昇降デスク7選!知っておくべき選ぶポイントや価格による特徴を解説」で詳しく紹介しています。
予算5万円以下の商品から10万円を超えるデスクまで、幅広いアイテムを徹底的にレビュー解説しているので、ぜひチェックしてみてください◎
いらないは嘘!昇降デスクは日常を快適にする便利アイテム
昇降デスクは用途や気分に合わせて自由に高さを調整できる便利なアイテムです。
スタンディングデスクにできることが1番のメリットだと思われがちですが、実は立って作業をしない人にもおすすめしたい強みがあります。
それは、セットにするチェアや使う人の体格によって天板の位置を変えられること。
細かく高さを合わせられる昇降デスクは、快適なワークスペースを求めている人にぴったりな商品なんですよ◎
ぜひ活用して、自分にとってベストな作業空間を整えてくださいね。
昇降デスクが「いらない」といわれてしまう理由
昇降デスクを「いらない」と思う人の特徴は以下のとおりです。
- 昇降デスク = スタンディングデスクだと思っている
- 安価で操作性の悪い昇降デスクを購入した
- そもそもデスクをあまり使用しない
「いらない」と感じる人の多くが、昇降デスクをスタンディングデスクだと思っています。
そのため、立って作業しない人は購入するメリットを感じられないことも。
しかし、実際には立位で使用しない人にこそ、昇降デスクを使う利点があります。椅子や作業内容に合わせて数cm単位でデスクの高さを調節するだけで、仕事の生産性は大幅に向上するからです。
机の使用頻度が低い人でなければ、基本的に昇降デスクはすべての人におすすめしたいアイテムですよ◎
また、デスクの使いやすさ(性能)は商品や価格によって大きく異なるので、購入前によく調べておくことが大切です。
予算やメーカーによって特徴が異なるので、下調べしたうえで最適な商品を購入しましょう。
「いらない」といわれても昇降デスクをおすすめする5つの理由
昇降デスクをおすすめする理由は以下の5つです。
- チェアに合わせて最適な高さに調節できる
- 身長や体格の違う人たちでも同じデスクを使える
- 気分によって立ったり座ったりしながら作業できる
- 作業内容に合わせてデスクの高さを変えられる
- 座りすぎの悪影響を予防できる
ひとつずつ詳しく解説します。
1.チェアに合わせて最適な高さに調節できる
チェアの大きさに合わせて最適な高さに調節できることは、昇降デスクならではのおすすめポイントです。
どれだけ良い椅子でも調整幅には限界があるので、性能を十分に発揮するには机との相性が重要です。
せっかく自分にぴったりなチェアを購入しても、作業スタイルとデスクの高さが合っていないと肩こりや腰痛の原因になるおそれがあります。
昇降デスクであれば天板の位置を最適な場所にセットできるので、ワークスペースを快適に整えられるでしょう。
ベストな作業環境にしたい人は、椅子だけでなく机にもこだわってくださいね◎
2.身長や体格の違う人たちでも同じデスクを使える
昇降デスクには、そのとき使う人の身長や体格に合わせて高さを変えられるという魅力があります。
一般的には、普段の作業や食事に使うテーブルは700~720mmくらいの高さがベストだとされていますが、子どもがいる家庭では3~4cm低い670mmくらいの高さがおすすめです。
しかし、子どもや大人など身長の違う家族がいても、全員に最適なデスクを用意することは難しいでしょう。
昇降デスクであれば、子どもが勉強するときなどは低く、大人が作業するときは高く、と自在に調節できますよ◎
ひとつの机で家族全員が快適に使えるというメリットを最大限に活用してくださいね。
3.気分によって立ったり座ったりしながら作業できる
気分によってスタンディングデスクにできることは、昇降デスクの大きなメリットです。
立ったまま作業することで仕事の生産性は向上するといわれていますが、ずっと立ち続けていると疲れてしまうことも。
かといって、デスクを2つ家に置くとスペースを取ってしまうので、あまり現実的ではありません。
昇降デスクであれば、そのときの気分によって座った状態でも立った状態でも作業できるので、とても便利ですよ◎
作業効率をアップさせたいと悩んでいる人は、昇降デスクをぜひ検討してみてください。
4.作業内容に合わせてデスクの高さを変えられる
昇降デスクは作業内容に合わせてデスクを最適な高さに変えられるので、利便性が高いです。
机に向かって作業するときと、オンライン会議などでパソコンのカメラを使うときで、最適な机の高さは異なります。
会議までは低めの位置でパソコンに向かい、会議が始まる直前に高さを上げてカメラをつなぐ、というフレキシブルな使い方も可能です◎
業務に合わせて机の高さを調節すれば、体への負担を最小限に抑えられるでしょう。
5.座りすぎの悪影響を予防できる
昇降デスクで立った状態での作業を習慣づければ、座りすぎによる健康被害の予防効果が期待できるでしょう。
京都府立医科大学の研究によると、座りすぎは死亡リスクを増加させるうえに、座位時間が長くなるほどその影響は大きくなることが明らかになっています。*
とはいえ、実際に集中して作業をしていると、座りすぎを避けることはなかなか難しいかもしれません。
昇降デスクは座位と立位どちらでも使用できるので、業務を中断せずに座りすぎを防げますよ◎
*座っている時間が長いほど死亡リスクが増加する|京都府立医科大学
なお、具体的におすすめな商品については関連記事「【予算別】おすすめの昇降デスク7選!知っておくべき選ぶポイントや価格による特徴を解説」で詳しく紹介しています。
手動のものから電動タイプまで「間違いないだろう」という商品をチョイスしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
いらない商品を避けて自分に合った昇降デスクを選ぶ方法5つ
自分に合った昇降デスクを選ぶために重要なポイントは以下の5つです。
- 搭載されている機能を確認する
- 耐荷重をチェックする
- 天板の素材や形状にこだわる
- 実物を見に行ってみる
- レビュー動画で詳しい操作性を確認する
ひとつずつ詳しく解説します。
1.搭載されている機能を確認する
昇降デスクの高さ調節機能は商品によって電動か手動か異なるので、購入の際は必ず確認しておきましょう。
手動だとハンドルを引き出して回すタイプのものが多く、電動だとボタンを押すだけで動かせます。
また、電動でも商品によって性能が異なるので、詳しくは以下の表の内容をチェックしてください。
機能 | 解説 |
---|---|
シングルモーター | 1つのモーターで昇降 昇降スピードは遅い傾向がある 作動音が大きい |
デュアルモーター | 2つのモーターで昇降 昇降スピードが速い 作動音が小さい |
セーフティムーブ機能 | 昇降中に障害物を検知して、ぶつからないように停止してくれる |
メモリー機能 | 好みの高さを登録できる |
機能 | 解説 |
---|---|
シングルモーター | 1つのモーターで昇降 昇降スピードは遅い傾向がある 作動音が大きい |
デュアルモーター | 2つのモーターで昇降 昇降スピードが速い 作動音が小さい |
セーフティムーブ機能 | 昇降中に障害物を検知して、ぶつからないように停止してくれる |
メモリー機能 | 好みの高さを登録できる |
搭載されている機能が増えるほど、価格は上がっていく傾向があります。そのため、むやみに安価な商品を選ぶと、満足できない原因にもなるでしょう。
昇降デスクを選ぶときは、価格と性能のバランスに注意して商品を選んでくださいね◎
2.耐荷重をチェックする
昇降デスクを選ぶときは、耐荷重を確認することが大切です。
昇降デスクの耐荷重は50~120kg以上と商品によって大きく異なります。
一般的に手動の商品は耐荷重が小さく、電動のものは価格が上がるにつれて耐荷重が大きくなる傾向がありますよ◎
通常のデスクワークや勉強に使うなら50kgでも十分ですが、複数のモニターや動画編集の機材などを置くなら耐荷重が大きいものを選ばないと対応できません。
使用用途に合わせてどのくらいの重さまで使えるのか、商品の性能をチェックしておきましょう。
3.天板の素材や形状にこだわる
天板の素材や形状はデスクの個性が出る部分なので、インテリアにこだわりがある人にはとくに気になるポイントでしょう。
昇降デスクによく使われる素材は以下のとおりです。
強度・汚れへの強さ | 価格 | 風合い | |
---|---|---|---|
パーティクルボード | 強い | 安い | あまりない |
メラミン化粧板 | 強い | 安い | あまりない |
無垢材 | (ウレタン塗装品は◯) | 弱い高い | ある |
強度・汚れへの強さ | 価格 | 風合い | |
---|---|---|---|
パーティクルボード | 強い | 安い | あまりない |
メラミン化粧板 | 強い | 安い | あまりない |
無垢材 | (ウレタン塗装品は◯) | 弱い高い | ある |
無垢材は木の風合いやぬくもりがあり、上品な高級感が魅力です。ただし、価格が高く傷や汚れに弱い性質があるので、気になる方はコーティングされているものを選ぶとよいでしょう。
パーティクルボードやメラミン化粧板は安価で丈夫ですが、無機質な印象で高級感はあまりありません。
木目の美しさと丈夫さを両立させたいなら、ウレタン塗装された木材もおすすめですよ◎
形状についても、角がとがっているタイプから丸みのある柔らかなデザインのものまでさまざまです。
長く使うものなので、天板にもこだわると本当にお気に入りの一品に出会えますよ。
4.実物を見に行ってみる
昇降デスクが必要か迷ったときは、家具用品店などに実物を見に行ってみるといいでしょう。
現在ではIKEAやニトリでも昇降デスクを販売しているので、気軽に商品を試せます。
立位での使用感や昇降の操作性を確認したければ、実際に触ってみることが1番です◎
大きさや素材感、天板の形などもチェックできるので、実物を見に行ける環境であればぜひ訪れてみてくださいね。
5.レビュー動画で詳しい操作性を確認する
実物を見に行くのが難しい場合は、レビュー動画などで詳しい操作性をチェックしてみましょう。
昇降デスクは商品によって高さ調節の方法や昇降スピード、機能などが異なります。
文章や写真だけではわかりにくい部分もたくさんあるので、なるべく動画で確認しておくと購入してからのミスマッチを防げますよ◎
なお、僕の運営するYouTubeチャンネル「Mr.Chairs」では、チェアだけでなく昇降デスクのレビュー動画もアップしています。
「チェアに合うデスクを探している人」にも「デスクに合うチェアを探している人」にもぴったりな動画をたくさんアップしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
\ 今すぐ使用感をチェック! /
机と椅子が変わると生活の満足度は大幅に向上します。ぜひこだわりぬいて作業空間を自分好みにカスタマイズしましょう!