「GrowSpica Proのレビューが知りたい」
「他モデルEliteやBaseとの違いはなに?」
「2023年のマイナーチェンジでどこが変わった?」
GrowSpica Proは、レバー1本でほとんどの機能が調整できる高機能オフィスチェアです。
人気のオフィスチェアCOFO Chair Premiumとも比較されることの多い椅子が、実際座ってみるとどんな感じなのか、違いが気になる方も多いのではないしょうか?
結論から言うと、GrowSpica Proは仕事に集中したい方におすすめの一脚です。
本記事では、30脚以上の高機能チェアを持っている僕が以下の内容について詳しく解説します◎
- GrowSpica Proの特徴
- 他モデルElite・Baceとの違い
- 実際に使って良かった点・イマイチな点
- GrowSpica Proがおすすめな人の特徴
- 一緒に検討してほしいチェア
僕のレビュー動画の投稿後に行われたマイナーチェンジについても紹介しますので、GrowSpica Proが自分に合っているか知りたい方には、とくにぴったりな内容です。
ぜひ本記事を参考に、GrowSpica Proの使用感をチェックしてくださいね。
ちなみに、僕のYouTubeチャンネル「Mr.Chairs」では、ゲーミングチェアやオフィスチェアを幅広く紹介しています。
実際に触りながら座り心地や機能性を詳しくレビューしていますので、ぜひあわせてチェックしてください◎
\ 今すぐ使用感をチェック! /
GrowSpica Proの概要をサクッと解説
商品名 | GrowSpica Pro |
---|---|
素材 | メッシュ |
座面 | メッシュ |
座面の高さ | 46.5~58cm |
座面の前後調整 | |
ヘッドレスト | |
ランバーサポート | せり出し具合調節 | 独立・可動型
フットレスト(オットマン) | |
アームレストの調整機能 | 4方向 |
GrowSpicaは、NASAが使用している断熱材を応用したジャケットなど、ユニークな商品を展開するブランドです。
なかでもGrowSpica Proは、デスクワークが多い社長が「自分に合う椅子を作りたい」という思いで開発された渾身の一脚です。
素材は全面パリッとしたメッシュが使われています。
ザ・メッシュ!といった触り心地で、体をしっかり支えてくれる感覚があります。
ランバーサポートは独立型のデザインです。
ヘッドレストの高さは背面部分全体を上げることで調節できます。
座りながらでも調節できるのがいいですね◎
フットレストもついており、実際に座ってみると、格安チェアのものよりも安定感があります。
かばんも掛けられるジャケットハンガーも付属しており、多機能なチェアに仕上がっています。
GrowSpica Pro・Elite・Baseの違い
GrowSpicaには3つのグレードがあり、高い順に並べるとElite、Pro、Baseとなります。
今回レビューしているGrowSpica Proは、真ん中のグレードにあたります。
各グレードの、違いがある部分だけを比較表として以下にまとめました。
GrowSpica | Elite | Pro | Base |
---|---|---|---|
カラー | ブラック ホワイト ピュアホワイト | ブラック ホワイト | ブラック ライトグレー |
座面の高さ | 44~55.5cm | 46.5~58cm | 44~55.2cm |
1レバー操作 | あり | あり | なし |
キャスター | 65mm | 65mm | 60mm |
メッシュ | 韓国製 | 韓国製 | 中国製 |
アームレスト | 4方向・高さ59.4cm~ | 4方向・高さ64.4cm~ | 4方向・高さ61.9cm~ |
フレーム素材 | アルミ合金 | ナイロン | ナイロン |
フットレスト | あり | あり | オプション |
リクライニング調節 | 4段階 | 4段階 | 3段階 |
重量 | 23.58kg | 22.00kg | 19.2kg |
定価[税込] | 79,800円 | 69,825円 | 44,800円 |
動画公開時点ではProのカラーはオールブラックのみでしたが、その後ホワイトも出ました。
GrowSpica Proと他グレードとの大きな違いをまとめると、以下のとおりです。
Elite
- フレームがアルミ合金
- 価格がProより約1万円高い
Bace
- 1レバー操作がない
- フットレストがオプション
- 価格がProより約2.5万円安い
「1レバー操作の有無」がとくに大きいですね!
他グレードと比較すると、GrowSpica Proはバランスの良い仕様になっています。
GrowSpica Proを実際に使ってみて良かった点4つをレビュー
ここでは、GrowSpica Proを実際に使ってみてわかった、以下の4つの特徴をレビューします。
- 1個のレバーだけでほぼすべての調節機能が操作できる
- 組み立てが簡単
- ランバーサポートの引き出し具合が自在
- アームレストが広くて長い・4方向に調節可能
それぞれ詳しく説明します。
1.1個のレバーだけでほぼすべての調節機能が操作できる
GrowSpica Proの最も特徴的な点は、1個のレバーだけでほぼすべての調節機能が操作できるところです。
前に倒すと座面の前後を、下に押せば座面の高さを、後ろに倒せばリクライニングを調整できます。各調整は真ん中に戻すと固定できます。
レバーの方向と調整したい部分が感覚的にリンクしているため、スムーズに調整できるのが良いですね◎
レバーの下についているもうひとつのノブでは、気持ち良い角度にもたれ具合を調節できます。
2.組み立てが簡単
GrowSpica Proの組み立ては、僕が今まで組み立てたチェアの中で1、2位を争うぐらい簡単です。
アームレストや椅子を支える機構部分がセットになって届くため、組み立てが嫌いな方にはおすすめです!
ただ1点だけ、ヘッドレストの取り付けに苦労する人が多いので、コツをお伝えしますね。
ハンガーをヘッドレストに差し込むときは、右と左を片方ずつキュキュッと入れながら、ヘッドレストを体に固定してグッと一気に引き上げるとスポッと入ります。
わかりにくい方は関連動画「【グロウスピカ】調整機能すご⁉︎高性能オフィスチェアを比較レビュー【GrowSpica Pro vs COFO Chair Premium】」で説明しているので、参考にしてみてくださいね。
※ヘッドレストを組み立てている14分54秒あたりから再生されます。
3.ランバーサポートの引き出し具合が自在
GrowSpicaシリーズの大きな特徴の1つが、ランバーサポートの奥行きを調整できる点です。
調整幅は2.5cmで、4段階に押し引きできます。
他のメーカーさんではほとんど見たことないです!
前傾姿勢での作業で背もたれから体が離れてしまっても、ランバーサポートがしっかり腰にあたってくれます。
また、リクライニングしたときにもう少し腰を押してほしいときにも、ランバーサポートを引き出すことで背骨のS字をキープできるのは嬉しいポイントです。
4.アームレストが広くて長い・4方向に調節可能
アームレストは4方向に調節可能で、サイズが広くて長いのが特徴です。
肘を置いたときに手首の部分まで置けるとだいぶ安心感があるので、僕はアームレストのサイズ感を重視しています!
調節方法については、2023年のマイナーチェンジでアームレストのアップデートがありました。
動画で紹介しているのは旧モデルです。新旧モデルの違いは以下のとおり。
旧モデル
- スイッチなし
- 直感的に調節できる
- 上下の位置を調整する際に、一番上まで上げてから下げる必要あり
新モデル
- スイッチで上下の位置を調整する
旧モデルを使っているユーザーも購入できるように、アームレスト単体が公式サイトにて販売されています。
直感的な操作が好みの方は、中古で旧モデルを買うのもアリだと思います。
GrowSpica Proを実際に使ってみて気になった点をレビュー
GrowSpica Proを実際に使ったからこそわかった、気になるポイントは以下のとおりです。
- リラックスには不向き
- 座面がメッシュなため細身の人は安定しづらい可能性あり
- 保証期間が1年間と短め
ひとつずつ詳しく解説します。
1.リラックスには不向き
全体にパリッとしたメッシュ素材が張られているので、フットレストを出した状態でも「仕事しなきゃ」という気持ちになる座り心地です。
もう少しリラックス感が欲しい人は、メッシュの手触りがファブリックっぽいCOFO Chairのほうがおすすめです。
ヘッドレストも大きく、フットレストもふちまで柔らかい手触りのメッシュが張られているため、しっかりリラックスできるように作られています。
COFO Chair PremiumとGrowSpica Proは機能も似ているので、メッシュの好みで選んでいただけたらと思います。
2.座面がメッシュなため細身の人は安定しづらい可能性あり
細身の人がメッシュの座面に座ると、沈み込む角度が急になりやすいです。そのため体が安定しづらかったり、おしりの骨があたって痛いと感じたりする方がたまにいらっしゃいます。
その場合は、座面の素材がクッションやファブリックの椅子を選んだほうが向いているかもしれません。
大柄な方であれば、ハンモックに乗っているような座り心地を感じられるでしょう◎
3.保証期間が1年間と短め
GrowSpicaシリーズの保証期間は1年間です。
機能の似ているCOFO Chairシリーズは3年間なので、比較すると短めと言えるでしょう。
ただし1年経過後も、自己負担での修理・交換は対応してもらえます!
部品・製品交換、修理後の保証期間については、部品・交換、修理品が到着した日から30日、もしくは初回注文のいずれか長いほうが保証期間となります。
GrowSpica Proをおすすめできるのは「仕事に集中できる椅子」が欲しい人
GrowSpica Proは「仕事に集中できる椅子が欲しい人」におすすめです。
とくに予算7万円以下でオフィスチェアを購入したい、サラリーマンの方やリモートワーカーの方には魅力的なのではないでしょうか。
長時間の仕事でも簡単な調整で楽な姿勢を作れるので、たとえば映像編集をされている方にはぴったりだと思います。
フットレストもついていますが、素材感がパリッとしているため、足を投げ出した状態で作業をしてもシャキッとした気分になるかなと思います。
ラフな姿勢をとりたいけど、リラックスしすぎたくない方におすすめです◎
【購入前にチェック】GrowSpica Proと比較検討してほしいおすすめチェア3選
Growspica Proを購入する前に、一緒に検討してほしいチェアを3つ紹介します。
それぞれ詳しく紹介します。
1.COFO Chair Premium
COFO Chair Premiumは、10万円以上する高級チェアと遜色のない機能性と洗練されたデザイン性を、7万円台で実現しているハイコスパなオフィスチェアです。
Makuakeというクラウドファンディングサイトで話題になり、発売後すぐに2億円の売上を達成したのもうなずける仕様と価格設定になっています。
GrowSpica Proと機能が似ていますが、メッシュの素材感による肌触りや座り心地に違いがあります。COFO Chair Premiumのほうが布素材のような柔らかい触り心地で、座ると少し沈む感じです。
フットレストもGrowSpicaと比べるとメッシュの張り具合が少し緩めなので、リラックス感があります。
予算が7万円台まで出せる、かつ、よりリラックス感を求める人におすすめです◎
2.オカムラ Sylphy
シルフィーは、オフィスチェアの老舗ブランド「オカムラ」のスタンダードモデルです。
背面がメッシュ、座面がクッションでできているので、幅広い体型の方が心地よく使える設計になっています。とくに座面は「異硬度クッション」と呼ばれる、特殊でこだわりのある素材が使用されています。
支えるべきところは硬く、圧迫しがちな手前の部分は柔らかく、とクッションの中で硬さを変えているため、体への負担が少ないのが特徴です。
メッシュの素材感は、独自技術によりファブリックのような柔らかい手触りです。
アームレストは比較的短いため、置いたときの安心感よりも机に体をしっかり近づけたい方に向いています!
3.TOKIO CW01(Coworkモデル)
TOKIO CW01は、とくに新社会人の方におすすめのハイコスパなオフィスチェアです。
背面がメッシュ、座面がおしりの形に合わせた独自形状のモールドウレタンでできています。座面のクッションの手前側が少しカーブしており、前傾姿勢になっても膝裏が圧迫されないように設計されています。
ランバーサポートは台形で面積が広く、メッシュの後ろから押し具合を調節できる仕様になっている点が特徴です。
座面を一番奥にしてランバーサポートをMAXまで押し出せば、少し前のめりになっても腰を押してくれる感覚が残ります!
また、調節機能にはオートバランスロッキングメカを採用。リクライニングの固さを体重にあわせて自動で調節してくれるため、ほどよい力のかけ具合で背もたれを倒せます。
ただ、以下の3点がゆずれない方は同じTOKIOのEN01(Engineerモデル)がおすすめです。
- 独立型のランバーサポート
- ランバーサポートの高さ調整
- フットレスト
GrowSpica Proは「リラックス感が欲しい人」には向いていませんが、「仕事に集中できる椅子が欲しい人」にはぴったりのオフィスチェアです。
ぜひ本記事を参考に、満足のいくオフィスチェア選びを実現してくださいね◎
ちなみに、「コトノハブログ」の記事「『GrowSpica Elite(ピュアホワイト)』レビュー|快適さと姿勢改善に特化したワークチェア」では、GrowSpica Eliteの紹介をしています。こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
ほかにもいろいろなオフィスチェアを検討したい人は、僕のYouTubeチャンネル「Mr.Chairs」を活用してください。
実際に座りながら詳しく解説している動画を配信しています。椅子選びで後悔したくない人は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
\ 今すぐ使用感をチェック! /