月に1脚は椅子を買っているしばたまる(@yabaikagu)です。
今回は2万円で買える格安ゲーミングチェアの中でも、人気ブランドの“Dowinx(ドウィンクス)“を手に入れました。
価格はDowinxのLS-666801Fが20,700円、
Dowinxと同じ低価格帯で販売されているGTRacing GT002(18,800円)を比較した所。
Dowinxのゲーミングチェアは、コスパを重視したい、インテリアになじむゲーミングチェアが欲しいといった方におすすめです。
しかし、以下のような方は他の椅子を選んだほうがいいかもしれません。
- 蒸れにくさを重視したい
- レザー素材のゲーミングチェアが欲しい
- オットマンに足を置いてリラックスしたい
そこで、本記事では
- Dowinxの特徴
- どんな方におすすめできるか
- どんな方におすすめできないか
について分かりやすく解説していきます。
Youtubeで見たい方はこちらからどうぞ。
Dowinxは2013年に中国で誕生したファブリックが売れている低価格ゲーミングチェアブランド
Dowinxは2013年に誕生した中国のゲーミングチェアブランド。
ゲーミングチェアのメーカーとしては数少ない企画・設計・生産のすべてを自社で行っている企業です。
ホームページ上にも生産元が記載されているので、購入者としては製造場所が分かるという安心感はありますね。
海外メーカーですが、日本での販売は神奈川県にある物流会社に委託されています。
GTRACINGと比較して分かるDowinxの特徴
DowinxのLS-666801Fと同価格帯であるGTRACINGのGT002を座り比べて分かった特徴はこちら。
Dowinx LS-666801F
20,700円
GTRacing GT002
18500円
- ファブリック素材を多用した外観で部屋になじむデザイン
- レザー素材のゲーミングチェアよりも多少は蒸れにくい
- アームレストの横幅が広くて腕が置きやすい
- 高密度のマットに座っているような座り心地
- ヘッドレストとランバーサポートは硬め
- 180度近くまでリクライニングできるが安定性に欠ける
Dowinxの外観はファブリック素材を多用した部屋になじむデザイン
Dowinxの外観は、ファブリック素材を多用した部屋になじむデザインが特徴。
GTRACINGに比べると、カラーリングやデザインは控え目にしてインテリアとの調和を重視しています。
ファブリック素材のDowinxはGTracingに比べるとサラっとした手触り。
また、GTRACINGのような低価格帯のレザー素材は、レザーの質が目立ったりシワが寄ったりするというデメリットがあります。
しかし、Dowinxはファブリック素材でできているので、シワが寄ったり張りが甘いといったことはありません。
ゲーミングチェアといえばレザー素材という方にはGTRACINGの方が向いていますが、こだわりがなければ部屋になじみやすいDowinxがおすすめ。
Dowinxのファブリック素材はレザーよりは蒸れにくい
Dowinxのファブリック素材はレザー素材のGTRACINGよりも多少は蒸れにくいですが、実際に座ってみると全く蒸れないということはないかと思います。
同じくファブリック素材でできているSteelcaseのGestureやE-WinのD9などの椅子には、キルティング加工という蒸れにくくなる加工がされています。
Dowinxにはキルティング加工のような仕掛けはないので、蒸れにくさを重視するならメッシュ素材の椅子がおすすめ。
メッシュ素材のゲーミングチェアはDXRacerが販売していたりと少しずつ増えてきているので、そちらも探してみてはいかがでしょうか。
Dowinxのアームレストの横幅が広くて腕が置きやすい
Dowinxのアームレストは上下に動かせる2Dタイプで、2万円台のゲーミングチェアとしてはよくある機能。
しかし、GTRACINGと比較してみるとアームレストの横幅が広くなっていて、腕が置きやすい形状になっています。
アームレストを触ってみると少し空気が入っていて、硬すぎることなく腕になじむような感覚。
大きいアームレストは作業をするときに腕を置きやすいので、GTRACINGのものよりもDowinxの方がはるかに機能性が高いと思います。
Dowinxの座り心地は高密度のマットに座っているような感覚。ファブリックの手触りもいい
Dowinxの座り心地は高密度のマットに座っているような感覚で、ファブリックの手触りもサラっとしていて気持ちいいです。
GTRACINGの座り心地はレザー素材のソファというよりも、柔らかい板に層の厚いスポンジが入っているような感覚。
椅子の価格を考えると仕方がない部分もありますが、Dowinxの座り心地には安っぽさを全然感じなかったので驚きました。
手触りや座り心地は約2万円の椅子とは思えない出来なので、座り心地を重視する方にはDowinxが圧倒的におすすめです。
Dowinxのヘッドレストとランバーサポートは硬めで身体が押されるような感覚
ランバーサポートは一般的なものよりも縦に長くてせり出しが少ない形状で、座ってみると高密度のマットのようです。
ヘッドレストも適度な柔らかさはあるものの、かなり強く握らないと潰れないほどの硬さです。
購入して間もないので使い続けてみないと分かりませんが、半年ほど経過すると適度な柔らかさが出てくるかもしれません。
一方でGTRACINGなどの基本的なモデルのヘッドレストとランバーサポートは、握ると簡単に潰れるような柔らかさ。
柔らかい素材だとすぐにへたってしまうというレビューが多くありますが、価格相応ではないかと思います。
GTRACINGはもたれかかるとクッションがへこんで、身体を押し上げやすくしてくれる感覚です。
どちらの座り心地が好みかは人によると思うので、可能であれば試座してみることをおすすめします。
Dowinxの180度近くまでリクライニングできるが安定性に欠ける
Dowinxは180度近くまでリクライニングができるが、安定性に欠けます。
今回のモデルLS-666801Fはオットマン付きで、引き出しのように引っ張り出してからひっくり返す一般的なゲーミングチェアと似たようなタイプ。
最大までリクライニングをした状態でオットマンに足を乗せて寝転がってみたところ、少しでもバランスが崩れると後ろに倒れそうになります。
さらに、個体差かもしれませんが、リクライニングバーが他の椅子と比べると硬くなっていて操作をするのにかなりの力が必要。
リクライニングとオットマンはついているが安定性に欠けるので、自分は普段使いしないかもしれません。
Dowinxが向いてる人ーコスパを重視したい/インテリアになじむゲーミングチェアが欲しいー
Dowinxがのゲーミングチェアは
- コスパを重視したい
- インテリアになじむゲーミングチェアが欲しい
といった方におすすめ。
約2万円とは思えないほどの座り心地で、これが3~4万円のゲーミングチェアと言われても納得できるほどのクオリティです。
また、ファブリック素材なので、レザー素材のように張りが甘くてシワができてしまうこともありません。
デザインの主張も激しくないので、どんなインテリアにもなじみやすいゲーミングチェアです。
Dowinxが向いていない人ー蒸れにくさを重視したい/レザー素材のゲーミングチェアが欲しい/オットマンに足を置いてリラックスしたいー
Dowinxのゲーミングチェアは
- 蒸れにくさを重視したい
- レザー素材のゲーミングチェアが欲しい
- オットマンに足を置いてリラックスしたい
といった方にはおすすめできません。
ホームページやネットのレビューでは蒸れにくいと書かれていますが、実際座ってみると蒸れる感覚はありました。
蒸れにくさを重視したい方には、メッシュ素材のゲーミングチェアやオフィスチェアがおすすめです。
また、赤黒レザーのゲーミングチェアらしいデザインが好みの方は、GTRACINGなどのメーカーの方が向いているでしょう。
オットマンに足を置いてリラックスをしたい方にも、Dowinxのゲーミングチェアはおすすめできません。
足置き部分のクオリティは決して高くなく、価格のシワ寄せがきているような印象。
オットマンに足を置いてリクライニングをすると、体重が重い方は後ろに倒れるんじゃないかと思うほど安定性にも欠けています。
まとめ
本記事では同価格帯のDowinxとGTRACINGのゲーミングチェアを比較してきました。
Dowinxは約2万円の価格とは思えないほどの座り心地で、ゲーミングチェアらしくないインテリアになじみやすいデザインです。
ただし、リクライニングの安定性が欠けていたりメッシュほどの蒸れにくさはなかったりといったデメリットも。
コスパはかなり高いゲーミングチェアなので、デメリットを考慮した上で購入を検討してみてはいかがでしょうか。
分からないこと・聞きたいことがあれば、コメントしてください。
Mr.chairsでした。じゃあね◎
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 低価格帯でファブリック素材のゲーミングチェア“Dowinx“、日本で1番売れているゲーミングチェア“AKRACING“と比較をしたところ。 […]